主婦の方が「家計に少しプラスしたい」「自分で自由に使えるお金を増やしたい」と考えたとき、選択肢の一つになるのが副業です。
現在は、パートやアルバイトとして外へ働きに出るだけでなく、パソコンやスマートフォンを使って自宅でできる仕事や、趣味・得意なことを活かして収入を得る方法もあります。
一方、これから副業を始めようとすると、
「自宅だけでできる仕事はある?」
「月1万円くらいなら稼げる?」
「スマホだけでも始められる?」
「収入が増えたら確定申告や扶養はどうなる?」
など、気になることも多いでしょう。
副業といっても、仕事内容や必要なスキル、初期費用、収入の目安はさまざまです。手軽さだけで選ぶのではなく、自分が使える時間や目標とする収入、得意なことに合わせて選ぶことが大切です。
また、副業による収入が増えてきた場合は、税金や社会保険、扶養などについて確認が必要になることもあります。
この記事では、主婦がお小遣い稼ぎとして始めやすい副業から、自宅でできる仕事、スマホを使った副業、収入を増やしていく方法、税金や扶養の注意点までわかりやすく解説します。
主婦がお小遣い稼ぎできる副業とは?

1. 主婦がお小遣い稼ぎできる副業には何がありますか?
主婦がお小遣い稼ぎとして始められる副業には、自宅でできる仕事から、商品を販売して収入を得る方法までさまざまな選択肢があります。
大切なのは、「簡単に稼げそう」という理由だけで選ぶのではなく、自分が使える時間や得意なこと、目標とする収入に合った副業を選ぶことです。
自宅で始めやすい副業
パソコンやスマートフォンを利用できる環境があれば、自宅で取り組める仕事もあります。
たとえば、
- Webライティング
- データ入力
- オンライン事務
- アンケート・モニター
- スキル販売
- ハンドメイド商品の販売
- 不用品販売
- せどり
などが挙げられます。
仕事内容によって必要なスキルや初期費用は異なるため、まずは興味のある仕事を少額・短時間から試してみる方法もあります。
得意なことを仕事にする方法もある
特別な資格がなくても、これまでの経験や趣味を活かして収入につなげられる場合があります。
文章を書くことが得意ならWebライティング、イラストやデザインが得意なら制作物の販売、アクセサリーや雑貨を作ることが好きならハンドメイド販売など、自分の得意分野から副業を探すこともできます。
最初は小さなお小遣い稼ぎでも、経験を積んでスキルが身につけば、仕事の単価や収入を増やせる可能性があります。
初期費用が大きい副業には注意する
副業を始める段階で、高額な教材や機材、商品などを購入する必要がある場合は慎重に判断しましょう。
特に、
- 「誰でも簡単に稼げる」
- 「短期間で高収入」
- 「必ず利益が出る」
- 「最初に高額な費用が必要」
といった勧誘には注意が必要です。
主婦のお小遣い稼ぎとして副業を始めるなら、まずは生活に無理のない範囲で取り組めて、初期費用を抑えやすい仕事から試してみるとよいでしょう。
2. 自宅でできる副業にはどんな仕事がありますか?
自宅でできる副業には、パソコンを使って仕事を受注する方法や、自分で商品を作って販売する方法などがあります。
家事や育児などの合間に取り組みたい場合は、決まった時間に働く必要があるか、自分の好きな時間に作業できるかも副業選びのポイントになります。
パソコンを使ってできる副業
パソコンを使った副業には、次のような仕事があります。
- Webライティング
- データ入力
- 文字起こし
- オンライン事務
- Webデザイン
- 動画編集
- SNS運用
- 資料作成
未経験から募集されている仕事もありますが、Webデザインや動画編集などは一定のスキルが求められることもあります。
最初は簡単な仕事から経験を積み、実績やスキルに応じて仕事の幅を広げていく方法もあります。
商品を販売する副業
自宅にいながら商品を販売して収入を得る方法もあります。
- ハンドメイド商品の販売
- イラストやデジタルコンテンツの販売
- 自宅にある不用品の販売
- 商品を仕入れて販売するせどり
- オリジナル商品のネット販売
フリマアプリやネットショップなどを利用すれば実店舗を持たずに販売できますが、商品を扱う場合は仕入れや在庫管理、梱包、発送などの作業も必要です。
中古品を仕入れて継続的に販売する場合などは、古物商許可が必要になるケースもあるため、扱う商品に関するルールも確認しましょう。
自分の知識や経験を販売する方法もある
商品ではなく、自分の知識やスキルをサービスとして販売する方法もあります。
たとえば、イラスト制作、文章作成、オンラインレッスン、相談サービスなど、自分が得意とする分野を仕事につなげることも可能です。
こうした副業は在庫を抱えずに始めやすい一方、収入を増やすにはスキルや実績を積み重ねる必要があります。
自宅でできる副業は選択肢が多いため、「在宅だから」という理由だけで決めず、自分が確保できる時間や得意分野、目標とする収入に合わせて選ぶことが大切です。
3. スマホだけでできる副業はありますか?
スマートフォンだけで始められる副業もあります。
パソコンを持っていない場合や、家事・育児の空いた時間を活用したい場合は、スマートフォンで完結しやすい副業から試してみるのも一つの方法です。
スマホで始めやすい副業
スマートフォンを使って取り組めるものには、たとえば次のようなものがあります。
- アンケート・モニター
- ポイントサービス
- フリマアプリでの不用品販売
- 写真・イラストなどの販売
- SNSを活用した仕事
- スキル販売サービスへの出品
- 簡単なライティングや入力作業
アンケートやポイントサービスなどは短時間でも取り組みやすい一方、大きな収入につなげるのは難しい場合があります。
まずは月数千円程度のお小遣いを目標にするのか、将来的に月数万円以上を目指すのかによっても、選ぶ副業は変わります。
スマホだけでは効率が悪くなる仕事もある
「スマホでできる」と「スマホだけで続けやすい」は別です。
たとえば、長い文章を書くWebライティングや大量のデータ入力、画像・動画編集などはスマートフォンでも対応できる場合がありますが、パソコンを利用したほうが効率的なこともあります。
副業を始める段階ではスマートフォンだけで試し、仕事量が増えてからパソコンなど必要な環境を整える方法もあります。
SNSの「簡単に稼げる副業」には注意する
スマートフォンで副業を探していると、SNSや広告などで高収入をうたう副業を見かけることがあります。
特に、
- 簡単な作業だけで高額報酬を得られるとうたっている
- 仕事内容が具体的に説明されていない
- 仕事を始める前に高額な費用を要求される
- SNSやメッセージアプリだけでやり取りするよう誘導される
- 「すぐに元が取れる」などと契約を急がせる
といった場合は慎重に判断しましょう。
スマホだけで始められる副業はありますが、手軽さと収入の大きさは必ずしも比例しません。まずは仕事内容や運営事業者、費用などを確認し、無理なく続けられるものから始めることが大切です。
4. スキルがなくても始められる副業はありますか?
特別な資格や専門スキルがなくても始められる副業はあります。
最初から高度な仕事を選ぶのではなく、未経験でも取り組みやすい仕事から始め、経験を積みながらできることを増やしていくのも一つの方法です。
未経験から始めやすい副業
比較的専門的なスキルを求められにくい仕事には、次のようなものがあります。
- データ入力
- アンケート・モニター
- 文字起こし
- 商品登録などの簡単な事務作業
- フリマアプリでの不用品販売
- Webライティングの初心者向け案件
- オンラインショップなどの出品・発送作業
ただし、「未経験でも応募できる」ことと「誰でも簡単に稼げる」ことは同じではありません。
仕事として報酬を得る以上、納期を守る、連絡に対応する、指定された作業を正確に行うといった基本的な対応も求められます。
副業をしながらスキルを身につける方法もある
最初は専門的なスキルがなくても、仕事を続けるなかで知識や経験が身につくことがあります。
たとえばWebライティングであれば、文章作成だけでなく、SEOやWebマーケティングなどを学ぶことで仕事の幅を広げられる可能性があります。
ほかにも、
- Webデザイン
- 動画編集
- SNS運用
- オンライン事務
- 経理・会計
- Webサイト制作
など、興味のある分野を少しずつ学び、副業につなげていく方法もあります。
「今できること」から探してみる
自分ではスキルだと思っていない経験が、副業に活かせることもあります。
事務職の経験があれば資料作成やオンライン事務、接客経験があればオンラインでの顧客対応、趣味でSNSを使っていれば投稿作成や簡単な運用補助などにつながる場合があります。
また、料理や裁縫、イラスト、写真など、趣味として続けてきたことを商品やサービスとして販売する方法も考えられます。
「スキルがないから副業はできない」と考えるのではなく、まずは現在できることから小さく始め、必要に応じてスキルを身につけていくと選択肢を広げやすくなります。
5. 副業で月1万円・3万円・5万円を稼ぐには?
副業で目標とする金額によって、必要な作業時間や選ぶ仕事は変わります。
「まずは自分で使えるお小遣いを増やしたい」という場合は、いきなり月5万円以上を目指すのではなく、月1万円程度から段階的に目標を上げていく方法もあります。
月1万円なら小さな副業から目指しやすい
月1万円を目標にする場合は、1日あたりにすると約330円です。
たとえば、
- アンケート・モニター
- 不用品販売
- 簡単なデータ入力
- 初心者向けのWebライティング
- ハンドメイド販売
- スキル販売
などを組み合わせて収入を得る方法があります。
ただし、不用品販売のように毎月継続して商品を用意することが難しいものもあるため、継続的な収入を目指す場合は仕事として受注できる副業も検討するとよいでしょう。
月3万円を目指すなら継続できる仕事を探す
月3万円になると、単発のお小遣い稼ぎだけではなく、継続して仕事を受注できる環境を作ることが重要になります。
たとえば1件3,000円の仕事なら月10件、時給換算1,500円程度の仕事なら月20時間が一つの目安です。
家事や育児との両立を考える場合は、「毎日何時間働くか」だけでなく、週単位・月単位で確保できる時間から逆算すると計画を立てやすくなります。
月5万円を目指すなら単価を上げることも考える
月5万円以上を継続して得ようとすると、作業量を増やすだけでは負担が大きくなることがあります。
そのため、
- Webライティングの専門分野を作る
- デザインや動画編集などのスキルを身につける
- オンライン事務の継続案件を獲得する
- ハンドメイド商品の単価や販売数を増やす
- スキル販売で実績を積み単価を上げる
など、作業時間を増やすだけでなく、1件あたりの報酬を上げることも考えてみましょう。
目標金額だけで副業を選ばない
「月5万円稼げる副業」などの情報を見ても、同じ仕事をすれば誰でも同じ金額を得られるわけではありません。
仕事内容や経験、作業時間、案件単価などによって収入は大きく変わります。
また、売上がそのまま自由に使えるお金になるとは限りません。商品を販売する副業などでは、仕入代金や販売手数料、送料などの経費も発生します。
まずは月1万円など無理のない目標から始め、続けられそうであれば月3万円、月5万円と段階的に目標を上げていくと、副業を生活に取り入れやすくなります。
6. 主婦が副業を始めるときに注意することは?
主婦が副業を始めるときは、「どのくらい稼げるか」だけでなく、家事や育児との両立、仕事の安全性、収入の管理なども考えておくことが大切です。
無理なく長く続けるためにも、副業に使える時間と目標とする収入をあらかじめ決めておくとよいでしょう。
生活に無理のない範囲で始める
自宅でできる副業は時間の自由度が高いものもありますが、仕事量を増やしすぎると家事や育児との両立が難しくなることがあります。
副業を始める前に、
- 平日に作業できる時間
- 土日に作業できるか
- 毎月どのくらいの収入を目指すか
- 納期のある仕事に対応できるか
- 急な予定が入った場合に調整できるか
などを整理しておきましょう。
特に仕事を受注するタイプの副業では、納期や連絡への対応も必要になるため、余裕を持って仕事量を調整することが重要です。
副業詐欺や高額な契約に注意する
副業を探す際には、仕事内容が不明確なまま高額な教材やサポート契約などを勧められるケースにも注意が必要です。
「スマホを操作するだけ」「誰でも簡単に高収入」といった広告をきっかけに、高額なサポート契約などへ勧誘されるトラブルについては、消費者庁なども注意喚起を行っています。
仕事を始める前に費用を求められた場合は、
- 運営会社の情報を確認する
- 具体的な仕事内容を確認する
- 契約内容や解約条件を確認する
- その場ですぐに契約しない
- 「必ず稼げる」といった説明を鵜呑みにしない
など、慎重に判断しましょう。
売上や経費を記録しておく
副業による収入が発生したら、金額が小さいうちから記録しておくことをおすすめします。
商品販売であれば仕入代金や送料、仕事を受注する副業であれば報酬などを記録しておくと、実際にどの程度の利益が出ているのか把握しやすくなります。
収入が増えた場合には確定申告や扶養との関係を確認する必要が出てくることもあるため、後からまとめて確認するより、最初から記録しておくほうが管理しやすいでしょう。
「扶養内だから○万円まで」と一律に考えない
主婦の副業では「扶養内で働きたい」という方も多いでしょう。
ただし、税金上の扶養と社会保険上の扶養では仕組みが異なり、収入の種類や金額、配偶者の勤務先などによって確認すべき条件も変わります。
そのため、インターネット上で見かける「○万円までなら大丈夫」という金額だけで判断しないことが大切です。
副業を始める段階では無理のない仕事量からスタートし、収入が増えてきたら税金や社会保険なども含めて働き方を見直していきましょう。
7. 副業の収入はいくらから確定申告が必要ですか?
副業を始めると、「いくら稼いだら確定申告が必要なの?」と気になる方も多いでしょう。
ただし、確定申告が必要になる金額は全員一律ではありません。パートなどの給与を受け取っているのか、副業だけで収入を得ているのかなどによって判断が変わります。
パートなどの給与がある場合は「20万円」が一つの基準
1か所から給与を受け取り、その給与について年末調整が行われている給与所得者の場合、給与所得・退職所得以外の所得金額の合計が20万円を超えると、原則として確定申告が必要です。国税庁も2026年4月1日現在の法令等に基づいて、この基準を案内しています。
たとえば、パートをしながらWebライティングやハンドメイド販売などで副収入を得ている場合は、このルールが関係する可能性があります。
「20万円」は売上ではなく所得で判断する
ここで間違えやすいのが、20万円は単純な「売上」の金額ではないという点です。
副業による所得は、基本的に収入から必要経費を差し引いて計算します。国税庁も給与所得者について、給与・退職所得以外の「所得金額」を基準として案内しています。
たとえば、副業で年間30万円を売り上げ、その収入を得るために必要な経費が12万円かかった場合、単純計算では所得は18万円です。
そのため、
- 副業の売上
- 仕入代金
- 販売手数料
- 送料
- 仕事に必要なサービス利用料
- その他の必要経費
などを記録しておくことが重要です。
給与がない主婦は「20万円以下なら申告不要」とは限らない
専業主婦など、給与所得者ではない方が副業を行う場合には、「副業の所得が20万円以下なら確定申告不要」という給与所得者向けのルールをそのまま当てはめることはできません。
所得の種類や金額、所得控除などを踏まえて、確定申告が必要か判断することになります。
そのため、「副業は年間20万円までなら誰でも確定申告しなくてよい」と覚えないことが重要です。
20万円以下でも申告が必要になる場合がある
給与所得者で副業所得が20万円以下でも、医療費控除などを受けるために確定申告を行う場合は、その副業所得も併せて申告する必要があります。
また、所得税の確定申告が不要な場合でも、住民税について別途申告が必要になることがあります。
副業を始めたら金額が小さいうちから収入と経費を記録し、自分の働き方に応じて確定申告や住民税の申告が必要か確認しておきましょう。
8. 副業すると扶養から外れることはありますか?
副業による収入が増えると、配偶者の扶養から外れる場合があります。
ただし、「扶養」には大きく分けて税金上の扶養と社会保険上の扶養があり、それぞれ基準が異なります。
そのため、「年収○万円を超えたらすべての扶養から外れる」と一律に考えないことが重要です。
税金では配偶者控除・配偶者特別控除を確認する
税金については、配偶者の所得が一定範囲内であれば、配偶者控除や配偶者特別控除が適用される場合があります。
2026年分については税制改正があり、配偶者控除の所得要件なども変更されています。また、配偶者の所得が配偶者控除の範囲を超えても、一定範囲であれば配偶者特別控除を受けられる場合があります。
ここで注意したいのは、ハンドメイド販売やWebライティング、せどりなどの副業では、単純な「売上」だけで判断するとは限らないことです。
副業の種類によって所得の計算方法も異なるため、給与収入だけの場合に使われる「年収○万円」という基準を、そのまま副業の売上に当てはめないようにしましょう。
社会保険の扶養は税金とは別に判断される
健康保険などの社会保険では、税金とは異なる基準で被扶養者に該当するか判断されます。
一般的な被扶養者認定では、年間収入130万円未満であることなどが基準の一つとなっています。
ただし、働き方によっては130万円に達する前でも、自分の勤務先で健康保険・厚生年金の加入対象になることがあります。
2026年9月現在、一定規模以上の勤務先で働く短時間労働者については、週の所定労働時間などの加入要件が設けられています。また、いわゆる「106万円の壁」と呼ばれてきた月額8.8万円以上という賃金要件は、2026年10月に撤廃予定です。
在宅副業や個人で仕事をする場合は特に確認する
Webライティングやハンドメイド販売、せどりなど、会社に雇用されず自分で副業を行う場合は、パート・アルバイトの給与だけで働く場合とは収入の扱いが異なることがあります。
また、加入している健康保険によって、被扶養者認定の際に確認される書類や収入の考え方が異なる場合もあります。
そのため、副業による収入が増えてきたら、
- 配偶者が加入している健康保険
- 配偶者の勤務先
- 税務署や税理士などの税務相談窓口
などで、自分の状況に合わせて確認すると安心です。
「扶養内=○万円」と一つの数字だけで判断しない
主婦の副業では「扶養内で月いくらまで稼げる?」と考えがちですが、税金と社会保険では制度そのものが異なります。
さらに、パートなどの給与で稼ぐ場合と、自分で仕事を受注したり商品を販売したりする場合でも確認するポイントが変わります。
副業の収入が増えてきたら、税金上の配偶者控除・配偶者特別控除と、社会保険上の被扶養者認定を分けて確認することが大切です。
9. 自宅住所を公開せずにできる副業はありますか?
副業の種類によっては、自宅住所をインターネット上へ公開せずに仕事をすることもできます。
Webライティングやデータ入力など、企業や個人から仕事を受注する副業では、不特定多数の人に自宅住所を公開せずに働けるケースもあります。
一方、商品を販売したり自分でネットショップを運営したりする場合は、住所の取り扱いについて確認が必要です。
仕事を受注する副業は住所を公開しないケースも多い
クラウドソーシングなどを利用して仕事を受注する場合、一般の利用者に自宅住所を掲載せずに活動できるサービスもあります。
たとえば、
- Webライティング
- データ入力
- Webデザイン
- 動画編集
- オンライン事務
- SNS運用
- イラスト制作
などは、自宅で作業しながら仕事を受注できる代表的な副業です。
ただし、サービスへの本人確認や取引先との契約などで住所の登録・提示が必要になる場合はあります。
商品を販売する場合は住所表示のルールを確認する
ハンドメイド商品や仕入れた商品などをインターネットで販売する場合は、利用するサービスの規約だけでなく、特定商取引法などのルールも確認する必要があります。
事業として通信販売を行う場合、販売業者の氏名・名称、住所、電話番号などの表示が必要になることがあります。
ただし、一定の条件を満たす場合には、一部の事項について広告上の表示を省略できる場合もあります。
利用するネットショップや販売サービスに住所を非公開にできる仕組みが用意されていることもあるため、販売を始める前に確認しておきましょう。
自宅とは別に事業用住所を用意する方法もある
副業を本格的に行うようになり、ホームページや名刺などに事業用住所を掲載したい場合は、自宅とは別の住所を用意する方法もあります。
バーチャルオフィスを利用すれば、サービスの利用条件に応じて、事業用の住所としてWebサイトや名刺などに使用したり、事業宛ての郵便物を受け取ったりすることができます。
自宅で仕事をしながら、対外的に使用する住所だけを分けるといった使い方も可能です。
すべての住所をバーチャルオフィスにできるわけではない
バーチャルオフィスを利用しても、本人確認や許認可、各種サービスへの登録などでは、実際の居住地や事業を行っている場所の情報が必要になる場合があります。
そのため、
- 一般に公開する事業用住所
- サービスへ登録する住所
- 本人確認に使用する住所
- 許認可で必要になる住所
は分けて考えることが大切です。
自宅住所を公開したくない場合は、まず利用するサービスの住所表示ルールを確認し、必要に応じてバーチャルオフィスなどを活用して生活用と事業用の住所を分ける方法を検討しましょう。
10. 副業を本格的な仕事にするときは何を準備すればいいですか?
お小遣い稼ぎとして始めた副業でも、仕事の依頼が増えたり、毎月安定した収入を得られるようになったりすると、本格的な仕事として続けることを考える方もいるでしょう。
副業を本格化するときは、単に仕事量を増やすだけでなく、収入や経費を管理し、継続して仕事ができる環境を整えることが大切です。
仕事とお金を管理できる環境を整える
副業の規模が大きくなってきたら、生活のお金と仕事のお金をできるだけ分けて管理するとわかりやすくなります。
たとえば、
- 売上や報酬を記録する
- 仕事に使った経費を記録する
- 領収書や請求書を保存する
- 事業用の銀行口座を用意する
- 必要に応じて会計ソフトを利用する
- 確定申告などの税務手続きを確認する
といった準備があります。
商品を販売する場合は、仕入れや在庫、販売手数料、送料なども含めて管理しておきましょう。
仕事用の連絡先や住所を分ける方法もある
仕事が増えて取引先とのやり取りが多くなった場合は、プライベートと仕事の情報を分けることも検討できます。
- 仕事用のメールアドレス
- 仕事用の電話番号
- 事業用の銀行口座
- 事業用の住所
- ホームページやSNS
などを用意すると、仕事に関する情報を整理しやすくなります。
特に自宅住所をホームページや名刺などへ掲載したくない場合は、バーチャルオフィスなどを利用して事業用住所を分ける方法もあります。
継続して仕事を得る仕組みを考える
副業を本格的な仕事にするためには、一時的に大きく稼ぐことより、継続して収入を得られる状態を作ることが重要です。
仕事を受注する副業であれば継続案件やリピーターを増やす、商品販売であれば継続して売れる商品や販売経路を作るなど、自分の副業に合った方法を考えてみましょう。
また、特定の取引先や一つの販売サービスだけに依存せず、複数の仕事先や販売方法を持つことも選択肢の一つです。
生活とのバランスも含めて働き方を考える
副業の収入が増えてくると、税金や社会保険、扶養などにも影響する可能性があります。
「扶養内で続ける」「副業の規模をさらに大きくする」「独立して仕事にする」など、目標によって必要な準備も変わります。
お小遣い稼ぎとして始めた副業でも、収入が安定してきたら一つの仕事として管理し、生活とのバランスを考えながら自分に合った働き方へ発展させていきましょう。
まとめ

主婦がお小遣い稼ぎとして始められる副業には、Webライティングやデータ入力、オンライン事務、ハンドメイド販売、不用品販売、せどりなど、さまざまな選択肢があります。
パソコンを使って自宅で取り組める仕事だけでなく、スマートフォンだけで始めやすい副業もあるため、まずは自分が使える時間や得意なこと、目標とする収入に合わせて選ぶことが大切です。
副業を始めるときは、次のようなポイントを確認しておきましょう。
- 家事や育児と両立できる仕事を選ぶ
- 初期費用をかけすぎず、小さな規模から始める
- 「簡単に高収入」などをうたう副業には注意する
- 売上や報酬、必要経費を記録する
- 収入が増えたら確定申告の必要性を確認する
- 税金上の扶養と社会保険上の扶養を分けて考える
- 商品販売では販売サービスや法律上のルールを確認する
- 自宅住所を公開したくない場合は住所の使い分けを検討する
最初から月数万円の収入を目指す必要はありません。まずは月1万円程度など無理のない目標を設定し、続けられそうであれば仕事量を増やしたり、新しいスキルを身につけたりして収入アップを目指す方法もあります。
また、副業が軌道に乗って仕事として本格化してきた場合は、仕事用の銀行口座やメールアドレス、電話番号、事業用住所などを用意すると、プライベートとの区別をつけやすくなります。
自宅住所をホームページや名刺などに掲載したくない場合は、バーチャルオフィスなどを利用して、生活用の住所と事業用住所を分ける方法も選択肢の一つです。
副業は「いくら稼げるか」だけで選ぶのではなく、自分の生活に無理なく取り入れられ、継続できる仕事を選ぶことが重要です。小さなお小遣い稼ぎから始め、自分に合った働き方を見つけていきましょう。
参考