個人事業主として仕事を始めると、「メールアドレスはプライベート用と分けたほうがいい?」「Gmailでも問題ない?」と疑問に思う方もいるでしょう。
個人事業主だからといって、必ず専用のメールアドレスを作らなければならないわけではありません。普段使用しているメールアドレスを、仕事の連絡先として利用することもできます。
しかし、取引先との連絡や問い合わせ、各種サービスへの登録などが増えてくると、プライベートのメールと仕事のメールが混在し、重要な連絡を見落としてしまう可能性があります。
そのため、継続して事業を行うのであれば、仕事専用のメールアドレスを用意して連絡先を分けて管理するのも一つの方法です。
また、無料で利用できるGmailなどのメールサービスだけでなく、「info@〇〇.com」のように独自ドメインを使用したメールアドレスを作る方法もあります。
この記事では、個人事業主が仕事用メールアドレスを作るメリット、Gmailと独自ドメインの違い、メールアドレスの決め方や屋号の使い方、作成時の注意点などをわかりやすく解説します。
- 個人事業主のメールアドレスに関するよくある質問
- 1. 個人事業主は仕事用のメールアドレスを作るべきですか?
- 2. プライベートのメールアドレスを仕事に使ってもいいですか?
- 3. 個人事業主のメールアドレスはGmailでも大丈夫ですか?
- 4. 独自ドメインのメールアドレスとは何ですか?
- 5. 個人事業主でも独自ドメインのメールアドレスは作れますか?
- 6. 屋号をメールアドレスに入れたほうがいいですか?
- 7. 仕事用メールアドレスはどうやって決めればいいですか?
- 8. 問い合わせ用と個人用のメールアドレスは分けるべきですか?
- 9. 仕事用メールアドレスを名刺やWebサイトに載せても大丈夫ですか?
- 10. 個人事業主が仕事用メールアドレスを作るときの注意点はありますか?
- まとめ
個人事業主のメールアドレスに関するよくある質問

1. 個人事業主は仕事用のメールアドレスを作るべきですか?
個人事業主は、必ず仕事専用のメールアドレスを作らなければならないわけではありません。
普段使用している個人用のメールアドレスを、取引先との連絡やサービスへの登録などに使用することもできます。
ただし、事業を継続して行うのであれば、プライベート用とは別に仕事用のメールアドレスを用意しておくと、連絡を管理しやすくなります。
仕事とプライベートのメールを分けられる
同じメールアドレスを使用すると、
- 取引先からの連絡
- 顧客からの問い合わせ
- 請求書や契約に関するメール
- 仕事で利用するサービスからの通知
- ネットショッピングやSNSなどの個人的なメール
が一つの受信箱に届きます。
メールの件数が増えるほど、仕事に関する重要な連絡がほかのメールに埋もれてしまう可能性があります。
仕事専用のメールアドレスを作れば、事業に関係する連絡をまとめて管理しやすくなります。
名刺やWebサイトにも掲載しやすい
個人事業主の場合、メールアドレスを名刺やWebサイト、請求書などに記載することがあります。
普段からプライベートで使用しているメールアドレスを掲載すると、そのアドレスを変更したくなった場合に、仕事上の連絡先も変更しなければなりません。
最初から仕事専用のメールアドレスを作っておけば、事業の連絡先として継続して使用しやすくなります。
屋号に合わせたメールアドレスも作れる
屋号を使用して事業を行っている場合は、屋号に合わせて仕事用メールアドレスを作る方法もあります。
たとえば、独自ドメインを取得すれば、
info@example.jp
contact@example.jp
など、事業用であることが分かりやすいメールアドレスを作ることができます。
独自ドメインが必須というわけではなく、Gmailなどの無料メールサービスを仕事用として新しく取得する方法もあります。
事業を始める段階で分けておくと管理しやすい
開業直後はメールの件数が少なくても、取引先や顧客が増えるにつれて仕事上の連絡も増えていきます。
途中でメールアドレスを変更すると、取引先への案内や名刺、Webサイト、各種サービスの登録情報などを変更する必要が生じる場合があります。
仕事用メールアドレスの作成は必須ではありませんが、継続して事業を行う予定であれば、早い段階からプライベート用とは分けておくとよいでしょう。
2. プライベートのメールアドレスを仕事に使ってもいいですか?
個人事業主は、普段使用しているプライベートのメールアドレスを仕事に使用することもできます。
開業したばかりで取引先が少ない場合や、副業として小規模に事業を始める場合は、新しいメールアドレスを作らずにスタートすることも可能です。
ただし、仕事上の連絡が増えてくると、プライベート用と共用することで管理しにくくなる場合があります。
仕事のメールが埋もれやすくなる
プライベート用のメールアドレスには、
- ネットショッピングの通知
- SNSからのお知らせ
- メールマガジン
- 各種サービスの登録メール
- 家族や友人からの連絡
など、さまざまなメールが届きます。
そこへ取引先や顧客からのメールが加わると、重要な連絡を見落としてしまう可能性があります。
特に、見積もりや契約、請求など期限のある連絡を受け取る場合は注意が必要です。
個人的な文字列が仕事には適さないこともある
プライベート用として作ったメールアドレスには、ニックネームや趣味、生年月日などを含めていることがあります。
友人同士で使用する分には問題がなくても、取引先へ伝える仕事用メールアドレスとしては分かりにくかったり、事業との関連性が伝わりにくかったりする場合があります。
仕事用として新しく作るのであれば、氏名や屋号などをもとにしたシンプルな文字列にすると分かりやすいでしょう。
Webサイトなどで公開すると迷惑メールが届く可能性がある
メールアドレスをWebサイトやSNSなどで公開すると、迷惑メールや営業メールが届く可能性があります。
プライベート用のメールアドレスをそのまま公開すると、仕事とは関係のないメールまで含めて管理しにくくなることがあります。
仕事用のアドレスを別に用意しておけば、公開する連絡先と私的な連絡先を分けられます。
途中で変更すると案内先が多くなる
最初はプライベート用のメールアドレスを使用し、事業が大きくなってから仕事用へ変更することもできます。
ただし、その場合は、
- 取引先
- 名刺
- Webサイト
- 請求書や見積書
- SNS
- 各種業務サービス
などの登録情報を変更する必要があります。
プライベートのメールアドレスを仕事に使うことはできますが、長く事業を続ける予定であれば、早めに仕事専用のメールアドレスを用意しておくと管理しやすくなります。
3. 個人事業主のメールアドレスはGmailでも大丈夫ですか?
個人事業主の仕事用メールアドレスとして、Gmailなどの無料メールサービスを利用することもできます。
独自ドメインのメールアドレスを取得しなければ事業を始められないわけではありません。開業したばかりの方や、できるだけ費用をかけずに仕事用メールアドレスを用意したい方にとっては、利用しやすい方法の一つです。
Gmailでも仕事用とプライベート用は分けられる
普段からGmailを使用している場合でも、仕事専用のGoogleアカウントを新しく作成すれば、プライベート用とは別のメールアドレスを用意できます。
たとえば、
- 屋号
- 氏名
- 屋号+氏名
- 事業内容を表す単語
などを組み合わせ、仕事用だと分かりやすいアドレスにするとよいでしょう。
同じGmailでもアカウント自体を分けておけば、仕事とプライベートのメールを整理しやすくなります。
無料で始めやすいのがメリット
Gmailなどの無料メールサービスは、メールアドレスを取得するために独自ドメインやサーバーを契約する必要がありません。
そのため、
- 開業したばかり
- 副業として事業を始めた
- まだWebサイトを持っていない
- 固定費をできるだけ抑えたい
といった場合でも導入しやすいでしょう。
まずは無料メールを仕事専用として使用し、事業が成長してから独自ドメインへ移行する方法もあります。
独自ドメインと比べると事業名を表現しにくい場合がある
Gmailでは、メールアドレスの末尾が「@gmail.com」になります。
一方、独自ドメインを使用すれば、
contact@example.jp
のように、屋号や事業名などに合わせたドメインをメールアドレスに使用できます。
Webサイトと同じ独自ドメインを使用すれば、メールを受け取った相手にもWebサイトとの関連性が伝わりやすくなります。
取引先から指定がある場合は確認する
Gmailを仕事に利用すること自体に問題がなくても、取引先や利用するサービスによっては、連絡先メールアドレスについて独自の条件が設けられている場合があります。
特に企業との取引や各種サービスへの申し込みでは、登録できるメールアドレスの条件を確認しておくと安心です。
個人事業主の仕事用メールアドレスはGmailでも始められます。まずは無料メールを仕事専用として分け、事業の規模や取引先、Webサイトの運用状況に応じて独自ドメインのメールアドレスを検討するとよいでしょう。
4. 独自ドメインのメールアドレスとは何ですか?
独自ドメインのメールアドレスとは、自分で取得した独自ドメインを使用して作成するメールアドレスです。
たとえば「example.jp」という独自ドメインを取得した場合、
info@example.jp
contact@example.jp
taro@example.jp
などのメールアドレスを作ることができます。
Gmailなどの無料メールとは異なり、メールアドレスの「@」より後ろの部分を自分の事業に合わせられるのが特徴です。
屋号や事業名に合わせたメールアドレスを作れる
独自ドメインは、屋号や事業名などに合わせて取得できます。
たとえば「〇〇デザイン」という屋号で事業を行っている場合、屋号に関連した独自ドメインを取得し、そのドメインを使ってメールアドレスを作る方法があります。
Webサイトも同じ独自ドメインで運営すれば、
メール:info@example.jp
というように、Webサイトとメールアドレスに統一感を持たせることもできます。
用途ごとにメールアドレスを作ることもできる
独自ドメインを利用すると、契約するサービスの条件によっては、一つのドメインで複数のメールアドレスを作成できます。
たとえば、
- info@~:総合窓口
- contact@~:問い合わせ
- support@~:顧客対応
- 自分の名前@~:個人の業務連絡
など、用途に応じて使い分ける方法があります。
一人で事業を行っている場合は最初から多くのアドレスを作る必要はありませんが、事業が成長した際にも整理しやすくなります。
独自ドメインを取得するだけではメールを使えない場合がある
独自ドメインを取得すれば、自動的にメールの送受信ができるようになるわけではありません。
一般的には、独自ドメインに加えて、メール機能を利用できるレンタルサーバーやメールサービスなどの環境が必要です。
Webサイト用にレンタルサーバーを契約している場合は、そのサーバーに独自ドメインのメール機能が含まれていることもあります。
利用するサービスによって料金や設定方法、作成できるメールアドレス数などが異なるため、契約前に確認しましょう。
独自ドメインの維持・管理が必要になる
無料メールとは異なり、独自ドメインは取得後も更新して維持する必要があります。
更新を忘れてドメインを利用できなくなると、Webサイトだけでなく、そのドメインを使用したメールアドレスにも影響する可能性があります。
そのため、
- ドメインの更新期限
- 更新料金
- メールサービスの契約
- 登録している支払い方法
などを適切に管理することが大切です。
独自ドメインのメールアドレスは、屋号や事業名に合わせた仕事用メールアドレスを作りたい場合に便利です。Webサイトと合わせて運用する予定がある個人事業主は、選択肢の一つとして検討するとよいでしょう。
5. 個人事業主でも独自ドメインのメールアドレスは作れますか?
個人事業主でも、独自ドメインを取得して仕事用のメールアドレスを作ることができます。
法人でなければ独自ドメインを利用できないということはありません。個人事業主やフリーランスでも、自分の屋号や事業名に合わせたドメインを取得し、メールアドレスとして利用できます。
屋号に合わせた独自ドメインを取得できる
独自ドメインを取得するときは、屋号や事業名、サービス名などに関連した文字列を選ぶ方法があります。
たとえば「〇〇デザイン」という屋号であれば、屋号に関連したドメインを取得して、
info@example.jp
contact@example.jp
などの仕事用メールアドレスを作れます。
取引先へメールアドレスを伝えたときにも、事業との関連性が分かりやすくなります。
Webサイトがなくてもメールだけで利用できる
独自ドメインというとWebサイトを作るためのものというイメージがありますが、必ずしもWebサイトを公開する必要はありません。
独自ドメインを取得し、対応するメールサービスなどを利用すれば、独自ドメインをメールアドレスだけに使用することも可能です。
「まだWebサイトは必要ないけれど、仕事用メールアドレスは用意したい」という個人事業主でも利用できます。
ドメインによって取得条件が異なる
独自ドメインには「.com」「.net」「.jp」など、さまざまな種類があります。
個人でも取得できるものが多くありますが、ドメインの種類によっては登録資格が定められているものもあります。
たとえば、「.co.jp」は原則として日本国内で登記された会社などを対象とするドメインのため、一般的な個人事業主が取得するドメインとは条件が異なります。
独自ドメインを選ぶ際は、料金だけでなく取得条件についても確認しておきましょう。
ドメイン名は長く使うことを考えて決める
仕事用メールアドレスとして独自ドメインを使い始めると、そのアドレスを取引先や顧客へ伝えることになります。
後からドメインを変更すると、
- 取引先への連絡
- 名刺
- Webサイト
- 請求書や見積書
- SNS
- 各種サービスの登録情報
なども変更する必要が生じます。
そのため、流行している言葉などで安易に決めるのではなく、長期間使用できる文字列を選ぶことが大切です。
個人事業主でも独自ドメインのメールアドレスを作ることは可能です。屋号や事業名を長く使用する予定がある場合は、事業開始の早い段階で独自ドメインを取得しておく方法も検討するとよいでしょう。
6. 屋号をメールアドレスに入れたほうがいいですか?
屋号を使用して事業を行っている場合でも、メールアドレスに必ず屋号を入れなければならないわけではありません。
ただし、屋号を含めたメールアドレスにすると、取引先や顧客が見たときに、どの事業から届いたメールなのか分かりやすくなるメリットがあります。
屋号を入れると事業との関係が分かりやすい
たとえば「〇〇デザイン」という屋号で仕事をしている場合、屋号に関連した文字列をメールアドレスに使用すれば、事業との関係を伝えやすくなります。
特に、
- 名刺
- Webサイト
- 見積書
- 請求書
- SNS
- 問い合わせ窓口
などで同じ屋号を使用している場合は、メールアドレスにも統一感を持たせやすくなります。
独自ドメインなら屋号を反映しやすい
独自ドメインを取得する場合は、屋号や事業名に関連したドメイン名を選ぶ方法があります。
そのうえで、
info@example.jp
contact@example.jp
taro@example.jp
など、用途に応じたメールアドレスを作成できます。
屋号を「@」より前に毎回入れなくても、ドメイン部分で事業名を表現できるため、シンプルなメールアドレスにしやすくなります。
無料メールでも屋号を取り入れられる
独自ドメインを取得しない場合でも、Gmailなどのアカウント名に屋号を取り入れることはできます。
ただし、希望する文字列がすでに使用されている場合は取得できないため、屋号に氏名や事業内容を組み合わせるなどの工夫が必要になることがあります。
数字を追加する場合も、意味のない数字を大量に並べるより、相手が入力しやすく覚えやすい文字列を意識するとよいでしょう。
将来も同じ屋号を使うか考えて決める
屋号をメールアドレスや独自ドメインに使用した後で屋号を変更すると、メールアドレスも変更したくなる可能性があります。
メールアドレスを変更すると、取引先への案内だけでなく、各種サービスの登録情報や名刺、Webサイトなどの修正も必要です。
屋号がまだ決まっていない場合や、近いうちに変更する可能性がある場合は、氏名をベースにしたメールアドレスを使用する方法もあります。
屋号をメールアドレスに入れることは必須ではありませんが、事業名を分かりやすく伝えたい場合には有効です。長く使用することを考え、シンプルで事業との関係が伝わりやすいメールアドレスを選びましょう。
7. 仕事用メールアドレスはどうやって決めればいいですか?
仕事用メールアドレスを決めるときは、取引先や顧客が見たときに分かりやすく、長期間使いやすい文字列を選ぶことが大切です。
一度仕事用として使い始めると、名刺やWebサイト、請求書、各種サービスなどさまざまな場所に登録することになるため、後から変更する手間も考えて決めましょう。
氏名や屋号をベースにすると分かりやすい
個人事業主の仕事用メールアドレスでは、
- 氏名
- 屋号
- 屋号+氏名
- 事業名やサービス名
などをベースにする方法があります。
たとえば、独自ドメインを取得している場合は、
taro@example.jp
info@example.jp
contact@example.jp
など、用途が分かりやすい文字列を使用できます。
無料メールを利用する場合も、屋号や氏名を組み合わせて、誰の仕事用アドレスなのか分かりやすくするとよいでしょう。
短く入力しやすいメールアドレスにする
仕事用メールアドレスは、取引先が手入力することもあります。
文字列が極端に長かったり、数字や記号が複雑に並んでいたりすると、入力ミスが起こりやすくなります。
できるだけ、
- 短い
- 読みやすい
- 入力しやすい
- 口頭でも伝えやすい
といった点を意識しましょう。
個人情報を入れすぎない
メールアドレスは、名刺やWebサイトなどを通じて多くの人に知られる可能性があります。
そのため、生年月日や住所、電話番号など、仕事上必要のない個人情報をメールアドレスに含めるのは避けたほうがよいでしょう。
特にWebサイトへ掲載する予定がある場合は、不特定多数の人が見る可能性があることも考えて決めることが大切です。
用途によってアドレスを使い分ける方法もある
独自ドメインなどで複数のメールアドレスを作成できる場合は、用途ごとに分ける方法もあります。
たとえば、
- info@~:総合的な連絡先
- contact@~:問い合わせ
- support@~:顧客対応
- 氏名@~:取引先との直接連絡
などです。
ただし、一人で事業を行っている段階で必要以上にメールアドレスを増やすと、確認する受信箱が増えて管理が複雑になることもあります。
最初は一つの仕事用メールアドレスから始め、必要になった段階で追加してもよいでしょう。
仕事用メールアドレスは、見た目だけでなく「長く使えるか」「相手が入力しやすいか」「事業との関係が分かりやすいか」を考えて決めることがポイントです。
8. 問い合わせ用と個人用のメールアドレスは分けるべきですか?
個人事業主が仕事用メールアドレスを作る場合、問い合わせ用と自分が直接やり取りするメールアドレスを分ける方法があります。
必ず分ける必要はありませんが、Webサイトからの問い合わせが多い場合や、複数の用途でメールを使用する場合は、アドレスを分けることで管理しやすくなることがあります。
問い合わせ専用のメールアドレスを作る方法がある
Webサイトや名刺などに掲載する問い合わせ先として、
contact@example.jp
info@example.jp
などのメールアドレスを用意する方法があります。
一方、取引先と直接やり取りするときは、
taro@example.jp
のように氏名を使用したメールアドレスを利用することもできます。
用途を分けておけば、一般的な問い合わせと既存取引先からの連絡を整理しやすくなります。
Webサイトで公開するアドレスを分けるメリットもある
Webサイトにメールアドレスを掲載すると、不特定多数の人が確認できる状態になります。
そのため、問い合わせだけでなく、
- 営業メール
- メールマガジン
- 迷惑メール
- 不審なメール
などが届く可能性もあります。
公開用のメールアドレスと取引先との連絡用アドレスを分けておけば、重要なメールがほかの連絡に埋もれるリスクを抑えやすくなります。
一人で管理するなら無理に増やす必要はない
用途別にメールアドレスを作ると便利ですが、数を増やしすぎると管理の手間も増えます。
開業直後で問い合わせ件数が少ない場合は、一つの仕事用メールアドレスですべて対応してもよいでしょう。
事業が成長して問い合わせが増えてきた段階で、問い合わせ用や顧客対応用などに分ける方法もあります。
転送設定などを活用する方法もある
メールサービスによっては、複数のメールアドレスに届いたメールを一つの受信先へ転送したり、一つのメールボックスでまとめて管理したりできる場合があります。
たとえば「info@~」と「contact@~」を用意しながら、実際には同じ受信環境で確認できるよう設定する方法です。
こうした機能を利用すれば、対外的には用途ごとにメールアドレスを分けながら、日々の確認作業をまとめられる場合があります。
問い合わせ用と個人用のメールアドレスを分けるかどうかは、問い合わせ件数や事業規模に合わせて決めましょう。最初はシンプルに運用し、必要になった段階で用途別に追加する方法でも問題ありません。
9. 仕事用メールアドレスを名刺やWebサイトに載せても大丈夫ですか?
仕事用として作成したメールアドレスは、名刺やWebサイト、請求書などに事業の連絡先として掲載できます。
取引先や顧客が連絡しやすいように、電話番号などとあわせてメールアドレスを案内しておくと便利です。
ただし、Webサイトのように不特定多数の人が閲覧できる場所へ掲載する場合は、迷惑メールや不審なメールへの対策も考えておきましょう。
名刺には仕事用メールアドレスを掲載する
名刺にメールアドレスを記載しておけば、名刺交換をした相手が後から連絡しやすくなります。
特に個人事業主の場合は、
- 屋号
- 氏名
- 電話番号
- メールアドレス
- Webサイト
などをまとめて掲載することで、事業の連絡先を伝えやすくなります。
プライベート用とは別のメールアドレスを掲載しておけば、名刺交換をした相手からの連絡も仕事用として管理できます。
Webサイトでは問い合わせ窓口として利用できる
Webサイトに仕事用メールアドレスを掲載し、問い合わせ先として案内することもできます。
ただし、メールアドレスをWeb上に直接掲載すると、営業メールや迷惑メールなどが届く可能性があります。
そのため、Webサイトでは問い合わせフォームを設置し、メールアドレスを直接公開しない方法もあります。
問い合わせフォームを利用する場合は、正常にメールが届くか定期的に確認しておくことも大切です。
請求書や見積書などにも記載できる
仕事用メールアドレスは、請求書や見積書、契約に関する書類などの連絡先として使用することもできます。
取引先が書類について確認したい場合に連絡できるよう、普段から確認しているメールアドレスを記載しておくとよいでしょう。
名刺やWebサイト、請求書などで異なるメールアドレスを使用すると管理が複雑になるため、用途を分ける必要がなければ同じ仕事用アドレスに統一する方法もあります。
公開するメールアドレスのセキュリティにも注意する
仕事用メールアドレスには、取引先とのやり取りや請求に関する情報などが届くことがあります。
そのため、
- 推測されにくいパスワードを設定する
- 他のサービスとパスワードを使い回さない
- 利用できる場合は多要素認証を設定する
- 不審な添付ファイルやURLを開かない
など、基本的なセキュリティ対策も重要です。
仕事用メールアドレスは名刺やWebサイトなどに掲載できますが、公開範囲が広くなるほど迷惑メールや不審な連絡を受ける可能性もあります。用途に応じて問い合わせフォームなども活用し、安全に管理しましょう。
10. 個人事業主が仕事用メールアドレスを作るときの注意点はありますか?
個人事業主が仕事用メールアドレスを作るときは、アドレスの文字列だけでなく、長期間使い続けられるか、管理しやすいか、安全に利用できるかまで考えて決めることが大切です。
仕事用メールアドレスは取引先や顧客との重要な連絡手段になるため、途中で頻繁に変更しなくてもよい環境を整えておきましょう。
長く使えるメールアドレスを選ぶ
仕事用メールアドレスは、
- 名刺
- Webサイト
- 請求書や見積書
- SNS
- 各種業務サービス
- 取引先の連絡先
など、さまざまな場所で使用する可能性があります。
一度広く案内したメールアドレスを変更すると、それぞれの登録情報を変更したり、取引先へ新しい連絡先を案内したりする必要があります。
そのため、屋号や独自ドメインを使用する場合も、将来的に変更する可能性が低いものを選ぶとよいでしょう。
無料メールと独自ドメインの特徴を理解して選ぶ
Gmailなどの無料メールと独自ドメインのメールには、それぞれ特徴があります。
無料メールは費用を抑えて簡単に始めやすい一方、独自ドメインなら屋号や事業名に合わせたメールアドレスを作りやすくなります。
どちらを選ぶ場合でも、事業規模や取引先、Webサイトの有無などに合わせて判断することが大切です。
開業時から必ず独自ドメインを取得しなければならないわけではありません。
パスワードや認証設定を適切に管理する
仕事用メールには、取引先の情報や契約、請求などに関する重要な内容が含まれることがあります。
アカウントを安全に管理するため、
- 推測されにくいパスワードを設定する
- 他サービスと同じパスワードを使い回さない
- 多要素認証が利用できる場合は設定する
- 不審なログイン通知を確認する
- パスワードや認証情報を第三者と安易に共有しない
などの対策を行いましょう。
迷惑メールやフィッシングメールにも注意する
仕事用メールアドレスをWebサイトなどで公開すると、営業メールだけでなく、迷惑メールやフィッシングメールが届く可能性もあります。
取引先や金融機関、配送会社などを装ったメールが届くこともあるため、送信元や内容を確認せずにURLへアクセスしたり、添付ファイルを開いたりしないことが大切です。
メールを定期的に確認できる環境を整える
仕事用メールアドレスを作っても、確認する習慣がなければ重要な問い合わせを見落としてしまいます。
スマートフォンでも確認できるように設定したり、複数のアドレスを一つのメールアプリで管理したりするなど、自分が確認しやすい環境を整えましょう。
また、問い合わせフォームを利用している場合は、フォームから送信されたメールが正常に届くか定期的に確認することも重要です。
仕事用メールアドレスは、作成した後の管理も重要です。長く使えるアドレスを選び、仕事とプライベートを整理しながら、セキュリティ対策も行って安全に運用しましょう。
まとめ
個人事業主は、必ず仕事専用のメールアドレスを作らなければならないわけではありません。しかし、仕事用とプライベート用を分けておくと、取引先や顧客からの連絡を管理しやすくなります。
仕事用メールアドレスには、Gmailなどの無料メールを利用する方法と、独自ドメインを取得して事業専用のアドレスを作る方法があります。
メールアドレスを決める際は、
- 氏名や屋号との分かりやすさ
- 長期間使い続けられるか
- 相手が入力しやすいか
- 名刺やWebサイトに掲載しやすいか
- 問い合わせを管理しやすいか
- セキュリティ対策を行えるか
などを確認しておきましょう。
開業時はGmailなどから始め、事業の成長やWebサイトの開設に合わせて独自ドメインへ移行する方法もあります。自分の事業規模や使い方に合ったメールアドレスを選び、仕事の連絡先として継続的に管理していきましょう。
参考