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起業を目指す大学生は詐欺に注意!怪しいビジネスの特徴や見極め方は?

「大学生で起業したい」と考える人は向上心があり、好奇心も旺盛です。
それゆえ、新たな儲け話やおいしい話にも興味を持ちやすく、知らないうちに騙されてしまっていた……というケースも少なくありません。

ここでは、起業を目指す大学生へ向け、詐欺ビジネスの事例や手口をご紹介します。詐欺かどうかを見極める方法や対策についても解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

大学生起業では詐欺に注意!?具体例や特徴

大学生で起業をしようとすると、詐欺ビジネスの勧誘に遭うことがあります。

特によく見かけるのが「情報商材」や「投資」を使った詐欺ビジネスです。

それぞれの具体例を見てみましょう。

【具体例①】情報商材を使った詐欺

近年特に増えているのが、ネットを使った「情報商材」の詐欺です。

先に断っておきますが、必ずしも「情報商材=悪」ではありません。
情報商材の中には良心的な価格で有益なものも多くあり、実際にそれらを活用して起業、活躍されている方も多くいらっしゃいます。

その一方で、中身がスカスカであるにもかかわらず、高いお金を請求する情報商材もあるのです。

【情報商材を悪用した詐欺の一例】

  • ネット検索で分かる程度の知識を「○本限定!10万円で販売します」等と煽って販売する
  • 「スマホで1日○分だけで月収100万円稼げる!」等、極端な利益を強調してお金を取る
  • 初めは無料で有益情報を提供し、追加情報を数十万で売り出す
  • ネットワークビジネス(マルチ商法)への勧誘
  • SNSのDM機能を使った「副業」への勧誘詐欺

ネットの向こうにいる相手は、簡単に詐称ができます。
特に匿名で利用できるSNSでは、その人が本当に「本人」なのかは確実ではありません。

仮に顔写真や身分証などの画像を見せられたとしても、それが拾い画像なのか本物なのかは相手しかわかりません。人が集まるSNSほど、よくわからない人からあやしい話を持ち掛けられる確率は高いといえるでしょう。

【具体例②】投資詐欺

起業をしようと考えている大学生の中には、「投資」などの資産形成への興味を強く持っている人も少なくありません。

その理由は起業用の自己資金を貯めたり、学費のためであったりとさまざま。
しかしこうした大学生は、投資を使った詐欺に引っ掛かりやすいといえます。

【大学生が被害に遭いやすい投資詐欺の例】

  • 「絶対に儲かる自動売買ツールを紹介する」と言い、高額の料金を請求される
  • 「これから爆伸びする仮想通貨取引についてコンサルします」として、数十万円を騙し取る
  • 「投資家が集まっているオンラインサロンで情報交換しよう」として、高額の参加費を請求する
  • 「利回り20%」など、ありえない利率の投資商品を紹介し、お金を騙し取る

投資には「必ず儲かる」「一生利益が出る」という必勝法はありません。

そもそも「必ず儲かる」のであれば、他人に紹介などせずその人が独占するはずです。

大学生のうちだけではなく、このようなうまい話は社会に出たあとも常についてまわります。
あやしいと思ったら、相手にしないようにしましょう。

大学生起業家はなぜ詐欺のターゲットになる?

起業を目指す大学生、およびすでに大学生起業をした人は、しばしば詐欺ビジネスのターゲットにされます。
いったいなぜなのでしょうか?

考えられる理由としては、以下の7つが挙げられます。

  • 社会経験が乏しく、無知だから
  • 自分で使えるお金が増えるから
  • 起業資金を貯めたいという思いが強く、お金に興味を持っているから
  • 18歳以降はカードローンなどが利用できるようになるから
  • 親元から離れて一人暮らししている学生が多い
  • 就職への不安があるから
  • 「他人より優れていたい」という気持ちを刺激しやすいから

大学生は社会経験が未熟であるにもかかわらず、バイトなどで「自由に使えるお金」が増えます。
成人年齢の引き下げ以降は、18歳になるとクレジットカードを作ったり、カードローンを契約したりできるようになりました。

起業を目指しているのであれば、お金への興味も人一倍強いでしょう。

また、起業を目指す大学生には、親元を離れ一人暮らしをしている人も多いですよね。
「これって詐欺かなあ」「お金を払っても大丈夫かな?」と不安に思っても、気軽に相談できる相手が身近にいないと、すぐに騙されてしまいます。

さらに学生の多くは就職への不安があったり、他人より優れていたいという気持ち(不健全な優越性)を抱えていたりします。
世の詐欺師はこうした心理を巧みに利用し、お金を巻き上げているのです。

「詐欺では?」と思ったらチェックしたい6つのポイント

詐欺かどうかを見極めるには、チェックすべきポイントがあります。
起業を目指す大学生の皆さんは次の6つのチェックポイントを頭に入れておき、判断基準にしてみてください。

声をかけてきた人や会社の身元は確かか

ビジネスの勧誘や起業話を持ち掛けられたら、相手の身元や運営会社などについて調べてみましょう。
相手や会社の活動実態がイマイチわからない、検索しても出てこない……という場合は、詐欺を疑ってよいです。

もしネット検索だけで分からない場合は、SNS(Twitterなど)で検索してみて、評判を確認してみましょう。

「○○するだけ」「かんたん」「誰でも」といったコピーで煽っていないか

特に情報商材やFXなどの投資詐欺に多いのですが、以下のような言葉で煽ってきた時は詐欺を疑いましょう。

  • 「○○するだけで」大学生でも△万円稼げた!
  • 「スマホでかんたん!」月収○○万円を達成できる大学生の副業!
  • 「誰でも」年収600万円の不労所得が手に入るFXの必勝法!
  • 「素人でも5分で○○万円」稼げる!
  • 在宅で起業して「高額の報酬」ゲット!

このような言葉は魅力的ですし「自分にもできそう!」と思いがちですよね。

しかし、そもそも誰でも簡単に、短時間で稼げる仕事というのはこの世には存在しません。
あったとすれば、他の人に教えず自分で独占するはずです。

上記のような言葉を多用している場合は明らかに怪しいので、避けるべきでしょう。

「この価格は今だけ!」など、過剰に煽っていないか

情報商材の詐欺に多いのですが、期間限定や数量限定といった「今だけフレーズ」で購入を急がせるケースが多いです。

これは限定品に弱い人の心理を利用したキャッチコピーで、「損をしたくない」という気持ちが強い人ほど引っ掛かりやすくなります。焦らず、落ち着いて判断しましょう。

情報商材なのに「万が一効果がなかったら返金します」と謳っていないか

情報商材の中には、安心感を与えようとして「稼げなければ返金します」と謳っているものもあります。
しかし、この文言は大きな矛盾を抱えています。

そもそも情報商材は簡単にコピーできるものであり、コピーして返金を要求すれば実質無料で情報を手に入れられるはずです。そうなればビジネスとして成り立たなくなるでしょう。

では、どうして彼らのビジネスは成立しているのでしょうか。
それは、「何かと理由をつけて返金に応じないため」です。

効果がなかったと訴えたとしても、悪徳業者は「効果が出るには1年以上かかる人もいるから」など、お茶を濁してくるだけ。実際に返金に応じる事例はほぼありません。

返金してくれるからと安心せず、騙されないようにしましょう。

初めに材料費、手数料と言いつつ高額なお金を請求されていないか

副業の勧誘に多いのですが、はじめに高額な材料費、手数料、入会金などを要求してくる場合はほぼ詐欺です。

もしこれに引っ掛かった場合、肝心の副業の紹介をされることなく、お金だけ取って逃げられてしまうでしょう。

そもそも副業にはノーリスクで始められるものも多いので、あえて高いお金を払って副業を始める必要はありません。

通帳や入金履歴、札束などの画像を見せて煽っていないか

大学生の皆さんは、SNSで「高額入金されている通帳の写真」や「ネットバンクの入金履歴の写真」などをアップロードしている人を見かけたことはありませんか?

こうした画像を使い、「稼ぎたい人はDMして」「興味がある人はフォローして」というふうに煽っているアカウントは、ほぼ詐欺業者です。

詐欺業者は同じ画像、キャッチフレーズを使いまわしているケースが多く見られます。
「以前に見たことがあるな」と感じたら検索してみましょう。

起業を目指す大学生が詐欺に遭わないようにするには?

起業を目指す大学生は詐欺のターゲットになりやすいですが、カモになるのを防ぐにはどうすればよいでしょうか。ここでは、大学生起業家の詐欺被害を防ぐ“4つの対策”をご紹介します。

うまい話に飛びつかず、まずは疑ってみる

起業を目指す大学生が詐欺被害を防ぐには、「まず疑ってみること」が大事です。

いわゆる「かんたんに稼げる話」には、必ずウラがあります。

「どうしてかんたんに稼げるのか」「どんな仕組みで稼げるのか」「ビジネスとして破綻していないか?」を考えてみて、矛盾点やおかしい点があるのなら、手を出してはいけません。

このように考えるクセをつけておくと、自身が起業するうえでも大いに役立ちます。

詐欺の手口について知識を身につけておく

詐欺の手口についての知識がない人は、一度ネットや書籍などで調べてみるとよいでしょう。

そもそも詐欺被害に遭う大学生は、詐欺についての知識が少ないのです。
知識が少ないと、善悪の判断をするのは難しいでしょう。

知識を身につければ、詐欺かどうかの判断もしやすくなりますし、怪しい話に騙される確率も低くなります。

第三者に相談してみる

うまい話を持ち掛けられたり、見かけたりしたときは、親などの第三者に相談してみましょう。
相談相手は社会経験が豊富な人が望ましいです。親が近くにいないなら、大学の教授や警察に相談してみるのもおすすめです。

社会経験や法律知識が豊富な人なら、それが詐欺であるのか、そうでないのかを判断してくれます。特に警察は、詐欺の手口に詳しいのでより確実です。

安全な副業でお金を稼ぐ

起業を目指す大学生が詐欺に引っ掛かるのは、お金がほしいからです。

それならいっそ「安全な副業」を始めて、お金を稼いでしまいましょう。

【安全な副業の一例】

  • YouTubeへの動画投稿
  • ブログ、Webメディア運営
  • SNS投稿でのインフルエンサー化
  • Webライティング、Webデザイン、プログラミングなどでの案件受注

また、アルバイトをしている人ならシフトを増やしてもらうなどの対策も有効でしょう。
思い切って起業してしまい、稼げる仕組みを自分で考えるのも良い方法です。

実際に副業やアルバイトをしてみると、コツコツと積み上げが必要なものばかりであることに気が付くはず。
同時に「おいしい話」がないこともわかります。

大学生起業したい人は“うまい話”に注意! 

これから大学生起業したい方は、“うまい話”にくれぐれも要注意。
「必ず儲かる」「絶対に成功する」起業は、この世にありません。

甘い言葉には必ずウラがあります。
ノーリスクでの儲け話には「疑いの目」を持って接すること、また怪しいと思ったらネット検索してみたり、第三者に意見を聞いてみたりと、落ち着いた行動を心がけましょう。

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この記事の執筆者

ゼニス編集部

月額990円~利用できる格安バーチャルオフィス「レゾナンス」です。2016年にスタートし、現在は「浜松町本店」「青山店」「新橋店」「銀座店」「日本橋店」「渋谷駅前店」「渋谷神宮前店」「恵比寿店」「新宿店」「秋葉原店」「横浜店」「R-INNOVATION銀座店」がございます。

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