起業をしたら、仕事をするためにかかる費用のすべてを自分で管理しなくてはいけません。経費を削減することは、そのまま自分の収入に直結するものですので、できるだけコストがかからないようにしたいものです。
経費削減につなげるために大切なのが固定費削減。ここでは、起業する人が押さえておきたい固定費削減のポイントについてご紹介します。
起業したらかかる固定費
まずは起業したらかかることになる固定費にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。
- 電話代
- ネット通信料
- 家賃
- 光熱費
- 複合機(コピー、ファックス、スキャナーなど)のリース料金
- (雇うなら)税理士への報酬
など
これらの費用をどれだけ削減できるかが、固定費削減のポイントです。電話代なら、固定電話にするのか、それとも携帯電話のみにするのか、その際はガラケーにするのかスマホにするのかなど、さまざまな選択肢がでてきます。
仕事をする上で不都合がないものを選ぶのは当然ですが、契約する会社によってプラン料金などに差があるものです。複数の会社を比較検討し、できるだけ安くサービス内容に不足がないものを選ぶようにしましょう。
また光熱費についても、電気、ガスが自由化されたことからいろいろな会社が独自の料金設定や内容でサービスの提供をしています。こちらもどれが最もコストパフォーマンスがいいか、比較検討してから選ぶようにしましょう。
帳簿管理は会計ソフトを利用しよう
帳簿管理は事業運営においてとても大切なものです。税理士に依頼しようと考えている方もいるかもしれませんが、税理士の利用料はそれなりにかかるもので、財政を圧迫しかねません。
最近では毎月定額で利用できるクラウド型会計ソフトがリリースされています。日々の会計業務をそれらの会計ソフトを利用することで、大幅な固定費削減につなげることが可能です。
また、クラウド型の会計ソフトであればネット環境があればどこからでもアクセスができますし、会社のパソコンが壊れたとしても、会計情報が消えてしまうという心配がありません。
バーチャルオフィスやレンタルオフィスを利用する
固定費で最も大きくかかるのが、仕事をするためのオフィスの家賃です。これを削減できれば、大きな固定費削減につながります。
その際におすすめなのが、バーチャルオフィスやレンタルオフィスの利用です。オフィスで仕事をする必要がない(どこでも仕事ができる)というのであれば、バーチャルオフィスを借り、実際の仕事は自宅やカフェなどですることもできます。
バーチャルオフィスは実際にオフィスを借りるよりも費用を抑えられますし、名刺などに自宅住所を記載する必要もないためプライバシー保護にもなります。自宅やカフェでは仕事がしにくいというのであれば、レンタルオフィスを利用するといいでしょう。
レンタルオフィスは別名シェアオフィスとも呼ばれ、複数の人が同じフロア内の仕事スペースを借りることができるサービスです。個室のタイプもあり、安い料金で自分だけの仕事場を手に入れることができます。
固定費を削減することで、全体の経費を大幅にカットすることができます。
これから起業をしようと考えている方は、ここで紹介したことを参考にして賢く経費削減ができるようにしてください。