プチ起業は、「ごく小さな範囲でビジネスを始める」という働き方です。その目的は「副業収入を得たい」といったものから、「趣味を活かしてお金を稼いでみたい」「社会貢献したい」などさまざま。
ここではプチ起業をしてみたい方に向け、プチ起業のメリット、おすすめの職種7つをご紹介します。成功させるためのポイントや注意点と合わせてチェックしてみてくださいね。
プチ起業のメリットとは?
プチ起業を始めて得られるメリットは、以下の4つです。
①メイン以外に新たな収入源を生み出せる
プチ起業の1つめのメリットは、自らの力で新たな収入源を得られることです。
現代では会社員をしていても収入がなかなか上がらない、という悩みも多いものです。
プチ起業によって本業以外に新たな収入源が生み出せれば、生活が楽になったり、趣味や投資など別のことに使ったりする余裕も生まれるでしょう。
②やりがいとなって生活にメリハリが出る
プチ起業の2つめのメリットは、プチ起業で行うビジネスが「やりがい」につながることです。
本業とは異なる環境・仕事・役割で仕事をすることで、大きな刺激を得ることができます。
「毎日同じことばかりで退屈だ」という方でも、プチ起業で刺激を受ければ、メリハリのある毎日を送れるようになるでしょう。
③金銭的なリスクを最小限にしながら起業できる
しかしプチ起業の場合、内容によっては元手が無くとも始められます。また自宅で作業できたり、人手を必要としなかったりする職種なら、コストを最小限に抑えられるでしょう。
通常、起業しようとするとオフィス代や設備投資費、仕入れ費、人件費などさまざまなコストが生じます。このコストを抱えた状態でのスタートとなるため、当然利益が出なければ回収不可=廃業、ということにもなりかねません。
リスクを抱えて起業しなくても良いのは、プチ起業の大きなメリットです。
④軌道に乗れば将来的に本格的な開業、独立も見込める
プチ起業はそのままスモールビジネスとして続けることもできますが、軌道に乗った場合は独立開業、及び会社設立して本格的に経営していくという道も選べます。
またプチ起業では、経営に必要なお金の管理、帳簿付け、ビジネスのノウハウなども学べます。たとえ今は会社員や主婦などであっても、プチ起業でノウハウを学んでおけば、働き方の選択肢を増やせる可能性があるでしょう。
プチ起業におすすめの職種7つ
前項ではプチ起業のメリットについてお伝えしました。
ここではプチ起業におすすめの職種を7つご紹介します。会社員や主婦の方にも始めやすい職種を集めましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
在宅ワーク(Webライター、デザイン関連、プログラミングなど)
ネットを使った在宅ワークは、自宅やカフェなどネット環境がある場所であればどこでも仕事ができます。
仕事の量も自身で調節できるため、プチ起業向きです。
在宅ワークの仕事を獲得するには、クラウドソーシングの利用や企業へ直接営業をする方法、フリーランスエージェントへ登録するなどの方法があります。
Webライター
企業サイトやブログなどへ掲載する文章の作成を行うのがWebライターです。
PCさえ持っていれば初期投資がほぼ必要なく、文章が書ければ始められるため、初めてのプチ起業にも向いています。
ただし、参入のハードルが低いぶん競合も多いため、初めのうちはなかなか仕事が取れず苦戦するかもしれません。安定した収入を得るには、文章力はもちろん営業・コミュニケーションスキル、専門性なども必要になります。
デザイン関連(Webデザイン、グラフィックデザイン、CGデザインなど)
最近ではデザイン関連の仕事の需要も高くなっています。プチ起業として始める場合には、PCとネット環境、デザインソフト(PhotoshopやIllustratorなど)、及びデザインの知識・スキルが必要です。
デザイン関連の職種としてはWebページ・サイトのデザインを手掛ける「Webデザイン」、ロゴ、バナーや印刷物などのデザインを行う「グラフィックデザイン」などがあります。また、より高い専門性が求められますが「CGデザイン」などの仕事も需要があります。
いずれも在宅、かつひとりで作業が行えるため、プチ起業にも向いているでしょう。
プログラミング
既にプログラミングやコーディングなどのスキルを持っている方の場合は、クラウドソーシングなどでアプリ開発、Webサイト制作を手掛けるプチ起業もおすすめです。
IT分野の仕事は常に需要があり、単価も高いため、安定した収入を得られます。
一方、0からプログラミングを独学で学ぶのは挫折につながりやすいことも。スクールやオンライン講座などをうまく活用しながら学習をすることをおすすめします。
ブログ(アフィリエイト)
近年は会社員や主婦がブログでプチ起業する例も珍しくありません。
ブログで収入を得るには、ASPと呼ばれる広告提供業者と契約する必要があります。その後自身のブログ記事へ広告リンクを貼ったあと、ユーザーが購入・利用などをした場合に報酬が得られます。
初期投資が少なく済むためプチ起業として参入もしやすいのが利点です。ただし成果が表れるまでに3ヶ月~1年程度かかることも多く、継続が必要になるビジネスです。長い目で見て収益を得られればいい、という方に向いているプチ起業といえるでしょう。
スキルシェア
プチ起業には自身の経験や資格、スキルなどを提供する方法もあります。
たとえば「ココナラ」などのスキルシェアサービスでは、自身がスキルを提供し、その対価として報酬を得られるシステムとなっています。スキルを販売するため仕入れなども必要なく、思い立ったときに始められる手軽さが魅力です。
ハンドメイド作品の販売
プチ起業としては、ハンドメイド作品の販売も人気です。
実際にハンドメイド作品の販売をされている方の中には、アクセサリーをはじめアパレル、子供服、子どもの入園・入学グッズなどを制作し、利益を得ている方も多いです。
制作に時間が取りやすい主婦の方、手先が器用な方には特におすすめのプチ起業だといえるでしょう。
ネットショップ運営
近年人気のプチ起業が「ネットショップ」での商品販売(物販)です。
これは、ネットの仕入れサイトや問屋などから商品を仕入れ、ネットショップで販売するというビジネスです。
近年では開設無料、売り上げが発生したときのみ手数料を払う……というネットショップ設立サービスもあります。こうしたサービスを利用すれば、実店舗を構えるのに比べて大幅にコストを下げられます。
またネットショップによっては「在庫管理から発送、返品対応まで行ってくれるサービス」を提供しているところも。有料のオプションサービスとなりますが、より身軽にプチ起業したい方はこうしたサービスを利用するのも手です。
プチ起業を成功させる秘訣は?注意点と合わせて知っておこう
プチ起業は、少ない初期投資で気軽に始められる点が魅力です。また、やってみて万が一上手くいかなかったとしてもすぐに辞められる、方向修正がしやすいメリットもあります。
とはいえ、多くの方は「できることなら成功させたい」と考えるでしょう。プチ起業を成功させるためのポイントは、以下の3つです。
プチ起業を成功させる3つのポイント
- 「1ヶ月の収入○万円」など、具体的な目標を立てる
- 成功者からノウハウを学ぶ
- 一定期間継続し、振り返りをする
プチ起業が趣味の延長だったとしても、具体的な目標があるのとないのではモチベーションに大きな差が生じます。
また、手探りでプチ起業を始めるのではなく、成功者からノウハウを学び取ることも重要です。
「どのようにビジネスをすれば成功しやすいか」を念頭に、常にベター、ベストな選択ができるよう知識を付けておきましょう。
さらに、ブログやYouTube、ライティングなど、プチ起業する職種によっては成果が生まれるまでに時間が必要な場合もあります。振り返りをしながら継続を行う「忍耐力」も重要と心得ましょう。
プチ起業を始める際の注意点
プチ起業を始める際には以下の3点に注意しましょう。
- 継続性のある事業を行う場合は「開業届」を出す
- 経費を引いた所得が20万円以上になると確定申告が必要になる
- 相談相手を見つけておく
プチ起業によって継続して収入が得られるようになったら、開業届を提出する必要があります。
また、プチ起業に使用した材料費などの「経費」を除いた収入が20万円を超える場合は、確定申告が必要です。
ただし、「数ヶ月に1回突発的にハンドメイド作品を売る」などのケースでは、継続した事業としては認められないことが多いでしょう。この場合は「雑所得」として計上されます。
また、プチ起業を続けていると、「こんなときどうすれば?」と悩むことも出てくるでしょう。いざとなったときに相談できるよう、商工会議所や税理士、友人や知人など、困ったときに頼れる相手を見つけておくことをおすすめします。
プチ起業でやりがいと収入をゲットしよう!
自宅でも始められる「プチ起業」は、副収入ややりがいが得られる魅力があります。ただし、自宅でビジネスを行う都合上、「自宅の住所を取引先や顧客に知られてしまう」というリスクがあることを知っておく必要があるでしょう。
自宅住所を見知らぬ人に知られたくない、という場合は、バーチャルオフィスを利用して住所を借りるのも手です。
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プチ起業をスタートする際は、ぜひレゾナンスのバーチャルオフィスをご検討ください。