起業を目指す方の中には「スタートアップ」に憧れている方も多いのではないでしょうか? 実際にスタートアップを目指すとなると、「どのようなゴールを目指し、どんなビジネス戦略を展開すればよいのか」を知っておく必要があります。
ここではスタートアップの意味に加え、スタートアップで目指すべきゴール(EXIT)をご紹介。さらに公判では、成功企業の事例や、各スタートアップに見られる共通点をご紹介します。
実際に華々しい成功を収めた企業から、スタートアップに必要なことを学んでみましょう。
スタートアップとはどんな意味?
スタートアップとは、端的にいうと「革新的なビジネスモデルで急成長を目指す企業」のことです。
スタートアップでは「少数精鋭で新たなビジネスに挑戦する」という事例が多くみられます。
そのビジネスが世の中の人々に受け入れられれば、大きな収益を得られる可能性があるのです。
また提供する製品・サービスの内容や性質によっては、文字どおり社会の“変革”に寄与できる場合もあるでしょう。
その一方で、前例のないビジネスを展開する以上、ヒットしない可能性もはらんでいます。また成功を目指すには、資金力、リーダーシップや専門性のある人材を確保する必要があるでしょう。
スタートアップの特徴
スタートアップには以下のような特徴があります。
- 革新的な技術(イノベーション)をもたらす
- 短期間で事業の急成長を目指している
- 即戦力となる人材を集めた組織構成
- 「EXIT(イグジット)」をゴールにしている
- 消費者の暮らしそのものを変える
スタートアップは、新たなビジネスモデルを構築し「イノベーション」を起こす存在です。
さらに短期・急成長を目指すため、人材をゆっくり育成するというよりは、即戦力となってくれる優れた人材を集めて組織運営を行うケースが多く見られます。
またスタートアップのゴールは、出資者が株式を売却し、利益を獲得する「EXIT(イグジット)」です。
EXITにはIPO(上場)やM&A(他の企業などへ株式・事業を売却すること)などの手法があります。
このように、イノベーションによって短期間で事業を成長させつつ、社会の暮らしを変える企業が「スタートアップ」といえます。
スタートアップとベンチャーの違い
スタートアップはしばしばベンチャーと比較されがちです。
この2つは「新たなビジネスモデルを展開する」という共通点こそあれども、まったく違うゴールを目指しています。
スタートアップは「上場や事業の売却」を目的としていますが、ベンチャーは「長期成長・利益の安定」を目指すスタイルを取るケースが多いのです。
またスタートアップは「イノベーション」を軸にし、「短期目線での成長」を目標にしています。
そのため、ベンチャーとは取るべき戦略も、事業展開のスピード感も大きく異なるのです。
スタートアップで目指すべきゴールとは?
「スタートアップはEXIT(イグジット)を目指している」というのは先ほどの項にて述べましたが、具体的にはどのようなものがEXITにあたるのでしょうか。
ここでは、スタートアップにおける“3つのEXIT”をご紹介します。
IPO
IPOは東証一部、JASDAQ、マザーズといった「株式市場」へ株を一般公開し、上場することを指します。
IPOを目指すには、監査に合格する必要があります。
この監査に合格するには、証券会社や監査法人選びを始はじめ、社内対策や書類作成、審査申請などの準備が必要です。
この準備には2年半~3年程度を要しますが、上場すれば企業の知名度は上昇し、株式の一般公開により大規模な資金調達が可能となる点が大きなメリットです。
また株が一般公開されることで企業の信頼価値もアップします。そうなれば業績だけではなく、人材獲得においても好影響が現れるでしょう。
M&A、バイアウト
「M&A」とは、主に一般企業などが他の企業を買収・合併することを指します。スタートアップから見れば「株式・事業の売却をする」ということになります。
もうひとつの「バイアウト」は、株式の過半数以上を買収し、経営権を獲得する行為です。
これら2つはIPOに比べると利益額は低くなりますが、短期間(3~4カ月程度)で売却できる点などが利点です。短期でのイグジットを目指すスタートアップに適した方法といえるでしょう。
MBO
MBO(Management Buyout)とは、「経営陣が自社株式を買収すること」を指します。会社の所有者である株主から自社株式を買い取ることで、自身が“オーナー経営者”となり、直接経営改善ができるようになるのです。
また、事業承継や事業譲渡をする際などにもMBOが用いられます。
なお、スタートアップのEXITには、IPO、M&Aのどちらかが選ばれるケースがほとんどです。
スタートアップに成功した企業の例は?
スタートアップについて学んだところで、実際にスタートアップとして成功を収めた企業の例を見てみましょう。
- メルカリ
- freee
- スマートニュース
メルカリ
2013年に設立された「メルカリ」。すでに「Yahoo!オークション」という強い競合がいたにもかかわらず、急成長を遂げたのは「スマホだけでやり取りが完結するシステム」を新たに構築したからです。
メルカリのアプリでは、写真撮影から出品までをワンストップで行えます。また商品のバーコードを読み込めば、商品説明欄に商品名やメーカー、ハッシュタグなどが自動入力されるなど、ユーザビリティに優れた機能も数多く搭載されています。
リリース当初は販売手数料を無料に設定し、お試しで使い勝手の良さを体感してもらうなどのマーケティング施策も実施。現在では販売手数料を10%に引き上げたものの、フリマアプリシェアNo.1の座に君臨。
創業~IPOまでの株価は最終的に6,000倍となるなど、典型的な「スタートアップの成功例」といえます。
freee
個人事業主や法人向けの「クラウド型会計システム」で一躍有名になったのが「freee」です。
従来であれば、会計ソフト=買い切りのCD-ROMという形式が一般的でした。しかしfreeeは、当時注目の技術であった「クラウドシステム」を導入。
クラウド上にデータを保存できるという特長を生かし、ネット環境さえあればどこからでも帳簿付けができるサービスを提供しました。
同サービスでは、銀行口座やクレジットカードからの自動取り込みなどにも対応。面倒で煩雑になりがちな「帳簿付け」という作業の効率化を実現したことで、多くのユーザーを獲得しました。
スマートニュース
2012年にローンチされた「スマートニュース」は、表示される「ニュースフィード」を自分好みにカスタマイズできることから人気に火が付きました。
ニュースのジャンルは経済・国際のみならず、生活、エンターテイメントなど多岐にわたります。
更新はリアルタイムで行われるため、スマホさえあれば自分にぴったりな最新のニュースや情報を得られる点が魅力です。
こうした豊富な機能やカスタマイズ性、使いやすいUIなどがビジネスパーソンに受け、急成長を遂げました。
今では国内・国外合わせて5,000万ダウンロードを達成するなど、ニュースプラットフォームとして大きなシェアを得ています。
若い世代を中心に絶大な支持を得ているSNS「Instagram」も、スタートアップとして広く知られています。
Instagramはリリース当初、「Burbn」という位置情報アプリでした。しかし人気が出ず、写真共有を軸にしたSNS「Instagram」へと大々的なリニューアルをはかります。
その後世界で爆発的なヒットを遂げ、2012年にはMeta社(旧Facebook社)が10億ドルで買収するなど、大きな話題を呼びました。
その後順調にユーザーを増やし続け、2018年にはユーザー10億人を達成。現在も新たな機能を追加しながら、多くの人々に利用されるアプリへと成長し続けています。
スタートアップ成功企業の共通点とは?
スタートアップに成功した企業例を4社ご紹介しましたが、実は次のような「共通点」があります。
- 前例のないサービスを提供する「先行者」である
- 革新的なサービス、仕組みを構築している
- ユーザーにとって有益で、需要が多いサービスを提供している
- リリース後に効果を検証し、方向転換をしている
スタートアップとして目覚ましい成長を遂げている企業の多くは、「前例のないサービス」を提供しています。そこには最先端のテクノロジー、プログラムなどを活用しているケースが少なくありません。
ただし、そこには「ユーザーに有益で、かつ需要が多いものを提供する」という大前提があります。
ユーザーが求めるものを提供することで利用に結び付き、企業としての利益・成長につながるのです。
仮に前例がなく革新的なサービスを提供する事業を始めたとしても、そこにニーズがなければスタートアップとして目覚ましい成長を遂げることは難しいでしょう。
ちなみに、スタートアップの多くは「効果の検証・測定・改善」を繰り返しながらビジネスを展開しています。
「ブラッシュアップ」という形はもちろんのこと、Instagramのように思い切った方向転換をするケースも珍しくないのです。そこには、「急成長をするためにはどうすればよいか?」という考えが反映されています。
手堅いビジネスを展開する企業に比べ、フットワークの軽さが見られるのもスタートアップの特徴といえるでしょう。
せっかく起業するならスタートアップで成功を目指そう!
本記事では、スタートアップの意味や成功例、成功企業の共通点などをお伝えしました。
スタートアップの目標はIPOやM&Aなどの「EXIT」です。
しかし、スタートアップ創設者の多くは「利益を得たら終わり」ではなく、得た利益をもとに別のビジネスを展開し、さらなる活躍を見せています。
これから起業するなら、スタートアップを目指してみてはいかがでしょうか。
なお、スタートアップとして成功を収めるには、コストを抑えて起業することが大切です。
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