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バーチャルオフィスの実在確認や詐称利用のリスクとは?トラブル防止策を紹介

バーチャルオフィスの実在確認や詐称利用のリスクとは?トラブル防止策を紹介

近年、バーチャルオフィスは起業家やフリーランスにとって利便性の高いサービスとして定着し、法人登記や業務運営を支援する仕組みが整っています。

加えて本人確認の厳格化や法規制の強化により、正しく運営されているバーチャルオフィスでは、高い信頼性が確保されています。

しかし、バーチャルオフィスに関する誤解が広がっているのも事実です。

「バーチャルオフィスでは銀行口座が開設できない」「取引先に実在しないと疑われる」といった懸念を持つ方もいますが、これは適切に運用されているバーチャルオフィスであれば、ほとんどの場合誤解です。

本記事では、バーチャルオフィスを利用する際の実在確認の重要性や、詐称利用を防ぐための仕組みについて詳しく解説し、適切な活用方法をご紹介します。

レゾナンスバーチャルオフィス

バーチャルオフィスの実在確認とは?

バーチャルオフィスの実在確認とは?

バーチャルオフィスを利用する際、事業の信頼性を確保するために「実在確認」が求められることがあります。
これは利用者の正当性を証明し、円滑なビジネスを進めるために重要なプロセスです。

実在確認が行われる場面

  • 銀行口座開設時
  • 法人・個人事業主の口座開設時に、事業の実態を証明する

  • 取引先との契約時
  • 企業間取引で信頼性を確保するため、所在地や連絡先を明確にする

  • 税務署・行政手続き時
  • 法人登記や確定申告で、事業の実態を示すための確認が行われる

適切な実在確認が行われることで、バーチャルオフィスの利用者はよりスムーズに事業運営を進められます。特に銀行口座の開設では「実態のある事業者であるか」が重視されるため、契約書や請求書、取引先のリストなどを準備しておくことで審査がスムーズになります。

また税務署への届出や取引先との契約の際にも、正しく登記された住所や電話番号を使用していることで信頼性が高まり、手続きがスピーディーに進むケースが多いです。

適切な実在確認を行うことはビジネスの信用力向上にもつながるため、バーチャルオフィス利用者にとって大きなメリットとなります。

「バーチャルオフィスは詐欺に使われる」は誤解

「バーチャルオフィスは詐欺に使われる」は誤解

一部では「バーチャルオフィスの住所が詐欺に利用される」という誤解が広まっています。

しかし、現在は多くのバーチャルオフィス運営会社が厳格な本人確認を行い、不正利用を防止する仕組みを導入しています。

【具体的な対策】

  • 本人確認書類の提出(運転免許証・パスポートなど)
  • 事業内容の審査(登記目的の確認、事業計画の提出)
  • 対面やeKYC(オンライン本人確認ツール)による本人確認
  • 定期的な利用者情報のチェック

このように適切に管理されたバーチャルオフィスでは、詐欺的な利用がほぼ発生しません。

多くのバーチャルオフィス運営会社では「犯罪収益移転防止法」に基づき、契約時に公的身分証の提出や対面・オンラインでの本人確認を実施しています。
また事業内容を明確にし、利用目的に適しているかを事前に審査することで、不正利用のリスクを未然に防いでいます。

さらに、一部のバーチャルオフィスでは警察や金融機関とも連携し、過去に不正利用歴のある事業者の登録を拒否する仕組みも整えています。

これにより安心してバーチャルオフィスを利用できる環境が確保されており、利用者は正当にビジネスを進めることができるのです。

参考:レゾナンス「犯罪収益移転防止法に基づく本人確認・審査について」

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バーチャルオフィス契約時の本人確認プロセス

バーチャルオフィス契約時の本人確認プロセス

一般的にバーチャルオフィス契約時の本人確認(実在確認)は、以下の流れで行われます。

  1. 本人確認書類の提出
  2. 契約時に運転免許証・パスポート・マイナンバーカードなどの公的身分証明書を提出。
    法人の場合は登記簿謄本・印鑑証明書などを併せて提出。

  3. 事業内容のヒアリング
  4. 事業の具体的な内容、提供するサービス、運営目的を説明。
    一部のバーチャルオフィスでは、事業計画書やWebサイトの提示を求める場合も。

  5. 対面またはオンラインでの本人確認
  6. 申込者本人が実在することを証明するため、オフィス訪問・オンライン面談を実施。
    これにより、第三者によるなりすまし契約を防ぐ。

  7. 利用目的の審査
  8. 登録された業種や業務内容に問題がないかを審査。
    違法性が疑われる場合や、反社会的勢力との関係が見られる場合は契約を拒否。

  9. 契約後の定期確認
  10. 利用者の情報を定期的に更新し、契約者の状況に変化がないかチェック。
    長期間連絡が取れない場合は、契約解除の対象となることも。

バーチャルオフィスの契約時には、本人確認や事業内容の審査が厳格に行われています。
書類だけでなく対面やオンラインでの面談(本人確認)を実施することで、身元をしっかり確認し、なりすまし契約や不正利用を防止しています。

さらに契約後も利用者情報の定期更新を行い、実態のない法人や幽霊会社の利用を排除する仕組みを整えています。これによりバーチャルオフィスの信頼性は高まり、適正に運営されている利用者にとっても安心して活用できる環境が確保されているのです。

また銀行口座開設や行政手続きの際にも、こうした厳格な審査を受けたバーチャルオフィスの利用者は信頼性が向上し、スムーズな手続きが可能となります。

不正利用防止に向けたバーチャルオフィス運営会社の取り組み

不正利用防止に向けたバーチャルオフィス運営会社の取り組み

バーチャルオフィスの運営会社は、利用者の安全性を確保するために、さまざまな取り組みを行っています。

【対策の例】

  • 契約者の本人確認を徹底
  • 疑わしい申請者の利用を制限
  • 警察・行政機関との連携を強化
  • 定期的な監査を実施し、不正利用を防止

バーチャルオフィスの運営会社は不正利用を防ぐために契約者の本人確認を徹底し、厳格な審査を行っています。
また、過去に問題のあった事業者のデータベースを活用し、疑わしい申請者の利用を制限することで安全性を高めています。

さらには警察や行政機関と連携し、バーチャルオフィスを悪用した違法行為が発生しないよう監視体制を強化しています。
一部の運営会社では利用者への定期的なヒアリングや監査を実施し、契約後も継続的にチェックを行うことで安全性を維持しています。これにより利用者は安心してビジネスを展開し、社会的信用を確保できるのです。

利用者が自分でできるリスク対策

利用者が自分でできるリスク対策

バーチャルオフィスは安全に利用できるサービスですが、契約する際には利用者自身がリスクを最小限に抑えるための対策を講じることも重要です。

信頼性の高いバーチャルオフィスを選んで適切に活用すれば、事業運営がよりスムーズになります。

【リスクを避けて安全にバーチャルオフィスを利用するポイント】

  1. 運営元が確かなバーチャルオフィスを選ぶ
  2. 利用者の口コミや評判を調べる
  3. 会社のプレスリリースや公式情報を参考にする
  4. 契約前にカスタマーサポートの対応を確認する
  5. スタッフ常駐型のバーチャルオフィスを選ぶ

ここでは、利用者が自分でできるリスク対策について詳しく解説します。

1.運営元が確かなバーチャルオフィスを選ぶ

バーチャルオフィスを選ぶ際には、運営会社の信頼性を慎重に確認することが重要です。

【チェックポイント】

①運営歴が長く、実績のある会社か 運営年数が長いほど信頼性が高く、継続的にサービスを提供している可能性が高い。
②会社の所在地や事業内容が明確であるか 住所や代表者の情報が公開されているか、実際のオフィスが存在しているかを確認。
③運営会社が適切な認証を取得しているか 例えば、企業信用調査会社による評価や、公的な許認可を得ているかを調べる。

信頼できる運営会社を選ぶことで、トラブルの発生リスクを大幅に抑えられます。
特に長年運営されているバーチャルオフィスは、契約者の実在確認や管理体制がしっかりしている傾向にあるため、安心して利用できます。

また法人登記可能な住所を提供しているかどうかもチェックし、実際に銀行口座開設や行政手続きがスムーズに進むオフィスを選びましょう。

2.利用者の口コミや評判を調べる

契約前に実際の利用者の口コミや評判をチェックすることで、バーチャルオフィスの実態を把握できます。

【チェックポイント】

①Googleの口コミやレビューサイトを確認 低評価が多い場合は、運営状況やサービス品質に問題がある可能性あり。
②SNSや掲示板での評価をチェック 他の利用者のリアルな声を確認し、具体的なトラブル事例がないか調査。
③過去の契約者による体験談を参考にする 「○○のバーチャルオフィスでトラブルになった」「○○は銀行口座開設がスムーズだった」などの情報を収集。

バーチャルオフィスの利用者による口コミや体験談は、実際のサービス品質や運営状況を知る上で貴重な情報源です。

特に長期的に利用している人の評価は契約後の満足度やサポートの対応状況を把握しやすく、とても参考になります。

ただし個別の悪い評価に過度に反応するのではなく、全体的な傾向を見極めることが大切です。

3.会社のプレスリリースや公式情報を参考にする

バーチャルオフィスの運営会社が発表している公式情報を確認すると、信頼性を見極めやすくなります。

【チェックポイント】

①公式サイトの情報が最新か 適切に更新されているか、事業内容や提供サービスが明確に記載されているかを確認。
②プレスリリースを発信しているか 新しいサービスのリリース情報や、業界での取り組みが発表されているかをチェック。
③メディア掲載実績があるか 主要なビジネス誌やニュースサイトで取り上げられているかどうかも信頼性の指標になる。

公式のプレスリリースやメディア掲載実績があるバーチャルオフィスは、業界での評価が高く、透明性が確保されていることが多いです。

特に銀行口座開設サポートや税務署での法人登記支援を行っているオフィスは、実績が豊富で信頼性が高い傾向にあります。

契約前に運営会社の公式情報をしっかりと確認し、安心できるバーチャルオフィスを選びましょう。

4.契約前にカスタマーサポートの対応を確認する

契約後にトラブルが発生した場合迅速に対応してもらえるかどうかを見極めるため、契約前にカスタマーサポートの対応を確認することも重要です。

【チェックポイント】

①問い合わせのレスポンス速度を確認 メールや電話で問い合わせをし、返信の早さや対応の丁寧さをチェック。
②問題発生時の対応マニュアルがあるか サポートの流れが明確で、適切に案内してもらえるかを確認。
③営業時間とサポート体制を把握 土日対応の有無や、緊急時の対応が可能かどうかをチェック。

カスタマーサポートの対応が充実しているバーチャルオフィスは、万が一のトラブル時もスムーズに問題解決できる可能性が高いです。

特に初めてバーチャルオフィスを利用する場合は、サポート体制がしっかりしている会社を選ぶことで安心して事業を運営できます。

契約前に問い合わせを行い、スタッフの対応力を見極めるのも有効な手段です。

5.スタッフ常駐型のバーチャルオフィスを選ぶ

バーチャルオフィスを選ぶ際には、スタッフが常駐しているかどうかを確認しましょう。

スタッフが常駐しているオフィスでは、郵便物の管理や来客対応が適切に行われ、不正利用のリスクが低減されます。

【チェックポイント】

①受付スタッフが常駐しているか 実際にスタッフが常駐し、訪問者の対応や郵便物の管理をしているか確認。
②郵便物の管理が適切に行われているか 受取・転送の管理がしっかりしており、個人情報の取り扱いが適切かチェック。
③来客対応の仕組みがあるか 不審者の侵入を防ぐため、受付での来客管理が徹底されているか確認。

スタッフ常駐型のバーチャルオフィスは住所の信頼性を高めるだけでなく、郵便物の管理や訪問者対応の面でも安心感があります。

実際のオフィススペースを持つバーチャルオフィスでは、来客時に受付スタッフが対応するため、企業の信用度が向上しやすいです。

またスタッフが常駐していることで詐称利用や不正な登録を防ぎ、利用者にとってより安全な環境が提供されます。

まとめ

バーチャルオフィスは適切に利用すれば、低コストで信頼性の高いビジネス拠点として活用できます。近年は法規制の強化や本人確認の徹底が進み、安全性が向上しているため、よほど怪しい業者ではない限り安心して利用できると考えてよいでしょう。

またリスクを避けるためには利用者自身でも運営元の実績や口コミを確認し、信頼できるバーチャルオフィスを選ぶことも重要です。

安心して事業を運営するためには実在確認の仕組みを理解し、適切な対策を講じることも大切であると心得ておきましょう。

本記事を参考に、安全なバーチャルオフィス選びを進めてみてください。

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この記事の執筆者

ゼニス編集部

月額990円~利用できる格安バーチャルオフィス「レゾナンス」です。2016年にスタートし、現在は「浜松町本店」「青山店」「新橋店」「銀座店」「日本橋店」「渋谷駅前店」「渋谷神宮前店」「恵比寿店」「新宿店」「秋葉原店」「横浜店」「R-INNOVATION銀座店」がございます。

バーチャルオフィスの活用方法や起業についてなど、お役立ち情報をコラムにまと めています。

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