物価上昇や賃金の上昇率の渋さから、「在宅しながら副業で稼ぎたい」と思っている人は多いはず。そこで今回は、自宅で空いた時間に稼げる「おすすめの在宅副業」7選をご紹介します。また、副業に必要な準備についても解説しているので、ぜひご覧ください。
在宅で稼げる! おすすめの副業7選
在宅で稼げるおすすめの副業は以下の7つ。
定番の副業から近年注目の副業まで集めましたので、参考にしてみて下さい。
- クラウドソーシングで仕事を受注する
- スキルシェアでスキルを商品化する
- ポイントサイト、アンケートサイトでお小遣い稼ぎ
- ネットショップ運営
- YouTube動画配信
- 音声配信
- 投資
クラウドソーシングで仕事を受注する
在宅副業と聞くと、「クラウドワークス」「ランサーズ」「サグーワークス」などのクラウドソーシングサービスを連想する方も多いでしょう。
クラウドソーシングではWEB記事やキャッチコピーなどのライティング、プログラミング、デザイン(WEB、印刷物、ロゴやバナーなど)などさまざまな案件募集があります。
単価は案件ごとにさまざまですが、希望する条件(報酬額など)があれば絞り込んで検索し、自分にマッチする仕事を探しやすいのが特徴です。
またクラウドソーシングには「プロジェクト案件」「コンペ案件」「タスク案件」などがあります。
登録したての初心者の場合はプロジェクト案件に応募しても、実績不足を理由になかなか通らないケースが多いです。この場合タスク案件で受注経歴を作りつつ、積極的にプロジェクト案件に応募するとよいでしょう。
スキルシェアでスキルを商品化する
近年増えているのが、「ココナラ」などのスキルシェアサイトを利用して自身のスキルを商品化する副業です。こちらも、パソコンやスマートフォン、ネット環境があれば手軽に始められます。
商品化できるスキルには「ライティング」「デザイン」といったクラウドソーシングに共通したカテゴリもあれば、手紙の代筆、相談相手になるなどニッチなものもあります。
特殊なスキルがある人は重宝されるので、何かのスキル・資格・特技に自信がある方におすすめの在宅副業といえるでしょう。
ポイントサイト、アンケートサイトでお小遣い稼ぎ
スキマ時間で取り組みやすい在宅副業に、ポイントサイトやアンケートサイトなどがあります。
ポイントサイトは、商品の購入やサービスの利用時にポイントサイトを経由するだけでポイントが貯まっていき、現金や電子マネー等へ換金できる仕組みです。「モッピー」「ハピタス」「ECナビ」などが代表例です。
アンケートサイトは、アンケートに回答することでポイントを貯め、電子マネー等に交換する仕組みです。
どちらも副収入としては少ないですが、空いた時間でスマホから手軽にできるのが強みです。
登録料もかからないので、興味のある方は気軽に試してみて下さい。
ネットショップ運営
在宅でできる副業としては、自身で仕入れた商品をネットショップで販売するのもおすすめです。
昨今では「BASE」などを利用すると、あっという間に自分のネットショップが開けます。ネットショップサービスおよびプランにもよりますが、もっとも手軽なプランでは「利用料金無料、手数料は商品が売れた場合のみ発生」というケースも多いです。
ネットショップの副業では、他のショップとの差別化が重要。
ニーズをキャッチした商品はもちろん、オリジナリティの強い商品を扱ったり、他店より商品説明を詳しく丁寧に掲載したりといったことを心がけましょう。
YouTube動画配信
近年はスマートフォンのカメラ機能の向上により、趣味の延長でYouTubeでの動画投稿・配信を行う人も増えました。
役立つノウハウ系の動画やメイク動画、ゲーム実況、ペットのかわいい動画などのほか、日常のルーティンなどを撮影した「VLOG」ジャンルも人気です。
動画配信で収益化をするには、チャンネル登録者数(1000人以上)や1年間の総再生時間数(4000時間)といった条件をクリアする必要があります。収益化ができれば、視聴数に応じた広告収入が手に入ります。
なお、より多くの人に視聴してもらうには、動画編集やサムネイル作成などにもこだわることが重要です。また収益化までに時間がかかるため、根気強く動画投稿を続ける必要もあるでしょう。
音声配信
近年、YouTube配信の次に注目されているのが「音声配信」です。これは、個人がラジオ番組を持つようなもので、有名なサービスには「stand.fm」「Voicy」「ツイキャス」などがあります。
また、近年はVTuberとしてアバターを使いながら音声配信ができる「IRIAM」というサービスも人気です。
具体的な平均収益は公開されていませんが、有名配信者の中には月100万円を稼いでいるケースもあるといわれています。
音声配信で収益を得る方法には、次のようなものがあります。
- 月額課金制(プレミアム)で限定配信を行い、利益を得る
- いわゆる「投げ銭」で収益を得る
- ポイントを稼いで換金する
- 動画投稿機能を使って動画をアップロードし、再生数に応じた報酬を得る
ちなみに、音声配信で収益化をするには「ユーザーの再生時間」「配信日数・時間」などの収益化規定をクリアする必要があります。初めから収益化ができるわけではないため、注意しましょう。
投資
金融の知識がある方であれば、副業として投資を始めてみるのもよい方法でしょう。
資産運用としての投資であれば、副業規定の厳しい公務員でも挑戦できます。
投資には投資信託(長期向け)、個別株投資、FX、コモディティ資産(金、プラチナなど)などがあります。
ただし、元本割れのリスクがあることは忘れてはいけません。リスクを減らすためには、1点集中ではなく分散して投資するなどの対策が必要です。成功したい場合は、ある程度の知識を仕入れてからチャレンジしてみましょう。
在宅副業を始める際の準備は? どんなものが必要?
在宅副業の中には、特に準備なく始められるものもあります。たとえば「ポイントサイト」や「アンケートモニター」といったお小遣い稼ぎ系の副業や、スマホで利用OKな証券口座での投資などは、スマホ1つあれば問題ありません。
ただし、それ以外の副業に関しては、以下のツールを準備しておくとよいでしょう。
【副業で準備しておきたいもの】
- 仕事用のスペース
- PCなどのデバイス
- 使用するツール(文書作成ソフト、画像・動画編集ソフトなど必要なもの)
- 副業用の銀行口座(個人名義でもOK)
- 副業用のクレジットカード(クレカ払いで材料購入や経費を払う場合)
- 会計ソフト
在宅副業はPCで行う作業が多い
在宅副業にはPCを使って行うものが多い傾向にあります。
例えば「プログラミング」「ライティング」「WEBや印刷物などのデザイン」「動画編集・制作」「ネットショップ」といった、インターネットを活用した在宅副業の場合。
これらは全てPCを使って作業をするため、PCが必須です。
現在PCを持っていない方は、作業の内容に応じたスペックのPCを購入する必要があります。
副業によっては特定のツールが必要な場合も
副業によっては、特定のツール、道具、材料などが必要になる場合もあります。
【特定のツール・材料の例】
- ライティング……Word、Excel、画像加工用ツールなど(無料で使えるツールもあり)
- デザイン……Adobe IllustratorやPhotoshop、InDesignなどのソフトウェア
- YouTube動画投稿……動画編集ソフト、サムネイル編集用ソフト、ツール
- ハンドメイド制作販売……ニッパーやペンチなどの工具、金具やビーズ、布等の材料類
これらは売上に直結するものをすべて「経費」にでき、1年間に得た収益から差し引いた額を確定申告することになります。
ライティング系案件は初期投資もランニングコストも抑えやすい
初期投資が比較的少ないのは、ライティングです。
たとえばクラウドソーシングを活用する場合、案件によっては無料で使える「Googleドキュメント」「Googleスプレッドシート」やPC付属の「メモ帳」などで納品できるケースもあります。
SNSの投稿代行などの場合は、直接SNSへ書き込みをするため特別なツールも不要です。
また、WordやExcelが必須という場合、そもそもPCにOffice系ソフトが入っていれば新たに買い足す必要はありません(バージョンが古すぎると互換性がなく、結果的に買い替えが生じる場合もあります)。
購入したとしてもサブスクリプション形式/個人向けなら1年あたり12,000円前後、月1,000円ほどになるので、単純に1,000円以上稼げばペイできることになるでしょう。
画像加工・制作が必要な場合も、「Canva」などの無料で画像編集・加工ができるツールを利用すれば、お金をかけずに画像制作ができます。Canvaは動画のサムネイル作りにも役立つので、覚えておくと便利です。
参考リンク:無料デザインツール:プレゼンテーション、動画、SNS | Canva
デザイン・クリエイティブ系やハンドメイド系の副業はランニングコストが高い
一方デザイン・クリエイティブ関連の副業は、使用するツールが高額になりがちです。
特にAdobe関連のツールは、ハイクオリティな画像・動画を製作できる機能が揃っていますが、コストも高めになります。
また材料が必要になるハンドメイド製作販売についても、材料費などがかさみがちです。
デザインやクリエイティブ系の副業、ハンドメイド製作系の副業で利益を得るには、かかった費用や原価を上回る収入を得る必要があります。そのためには、仕事量や受注単価、販売価格などを明確に設定しておかねばなりません。
副業用口座とクレジットカード+会計ソフトで経理作業の自動化が叶う
本格的に副業を始める場合は、思い切って副業用の銀行口座と副業用クレジットカードを作ってしまうことをおすすめします。
副業で所得(収益から経費を引いた額)が20万円を超えた場合、確定申告が必要です。
確定申告で経費を申告したい場合は、帳簿をつけておく必要があります。人によってはかかった費用が少なく、Excelで帳簿付けを行うケースもありますが、恒常的に副業を行うのであれば会計ソフトを使用したほうが帳簿付けや書類の作成がグンとラクになります。
実は、最近の会計ソフトには、口座情報やクレジットカード情報を紐づけできる機能が備わっているケースがほとんど。副業で何かを購入したり、報酬・売上が振り込まれたりした場合も、紐づけさえしておけば自動的に記帳してくれます。面倒な帳簿付けの多くを自動化できれば、帳簿付けが大幅にラクになります。
ただ、プライベートの銀行口座、クレジットカードを副業にも使用した場合、「どの支払いが副業で、どの支払いがプライベートなのか」といったことが曖昧になりがちです。一方、副業用に口座とカードを分けておけば、支出を混同することもありません。
なお会計ソフトによっては、帳簿付けだけではなく、質問に答えていくだけでかんたんに確定申告書類が作れるものもあります。こうした機能をフル活用すれば、面倒な確定申告もスムーズに完了するでしょう。
おうちで稼ぐ! 在宅副業にトライしてみよう
在宅副業は、自宅から一歩も出ずに収入を得られるのが大きな魅力。会社員やアルバイトとして働きつつ、ちょっと副収入がほしい……という場合はもちろん、主婦・主夫の方や大学生にもおすすめです。
また、副業として始めた仕事が、後々本業になるケースも少なくありません。
収入目的はもちろんのこと、ご自身のスキル、キャリアの幅を広げるためにも、今回ご紹介した在宅副業にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?