Webサイトをはじめ多種多様な媒体で、イラストを提供するイラストレーター。皆さんの中にも、「フリーランスのイラストレーターになりたい」という方がいるかもしれませんね。
そこで今回は、フリーランスのイラストレーターになる方法や仕事の受注・集客の手段、生計を立てるために必要なことをお伝えします。イラストレーターとして独立したい方はぜひ読んでみてくださいね。
フリーランスのイラストレーターになるには?
フリーランスのイラストレーターになるには、開業届を提出し、自ら営業をかけて仕事を受注する必要があります。会社員と異なり「成果報酬制」で収入を得ることになるので、当然毎月の収入は仕事量や単価によって左右されます。受注できるかどうかは、自身の過去に手掛けた作品やポートフォリオが判断基準となるのです。
イラストレーターに必須!ポートフォリオの重要性
ポートフォリオとは、イラスト作品をまとめた「カタログ」のようなものです。
クライアントが「この人に仕事を任せるかどうか」を判断するための重要な資料であり、フリーランスイラストレーターに必須の営業ツールとなっています。
ポートフォリオには過去に仕事で描いた作品だけでなく、新たに作品を作って掲載しても大丈夫です。近年はネット経由での仕事の依頼が多いため、Webサイトにまとめる形式がよいでしょう。紙媒体での仕事をしたい方は、冊子にまとめて印刷後をイメージしやすくするのも良い方法です。
ポートフォリオにはイラストの他に、以下の3点を説明として添えるとよいでしょう。
- 制作期間
- 担当範囲
- 工夫した点
また、ポートフォリオは見やすくまとめることも大切です。レイアウトや操作性にこだわることで、クライアントからの印象もアップします。
ポートフォリオは自身でサイトを立ち上げてもいいですし、ポートフォリオ作成サービスを利用してもOKです。フリーランスイラストレーターとして活動していくなら、必ず初めに用意しておきましょう。
フリーランスのイラストレーターとして仕事を受注するには?
フリーランスのイラストレーターを続けていくためには、さまざまな手法で仕事を獲得する必要があります。仕事を受注するには、ポートフォリオを活用しながらクライアントを見つけましょう。
クラウドソーシングスキル、販売サイトの活用
「クラウドワークス」や「ランサーズ」などのクラウドソーシングでは、定期的にフリーランスイラストレーターが募集されています。また、「ココナラ」などのスキル販売サイトでは、自分から「イラストを制作します」というふうにスキルを販売することもできます。
SNS、Youtubeでの発信
近年はSNSでイラストレーターやイラストに関する発信をすることで、クライアントの目に留まり仕事を受注する……というケースも多く見られます。特にフォロワー数が多い場合は、クライアント側から発注の依頼を持ちかけられる場合もあるでしょう。
また、YouTubeでイラストの描き方・メイキングなどを公開し、新たな依頼獲得につなげるフリーランスイラストレーターも増えています。動画編集の手間や時間がかかる一方、うまくいけばYouTubeの収益とイラスト報酬のダブルで収入が得られるメリットがあるのでおすすめです。
イラスト素材サイトでの販売
フリーランスのイラストレーターには、イラストストックサイトでイラスト素材を販売する方も多数います。登録自体は簡単で人気が出れば売り上げも増えていくので、フリーランスイラストレーターとしての第一歩にもおすすめです。
また、既存のイラストストックサイトを利用せず、ネットショップを開設し、イラスト素材を販売するフリーランスも増えています。
フリーランスイラストレーターとして生計を立てる秘訣
フリーランスのイラストレーターとして生計を立てていくには、「ただ絵が上手いだけ」では難しいでしょう。フリーランスとして生業を続けるためには、人脈を含めた「営業力」やオリジナリティ、仕事に対する真摯な姿勢が求められます。
いずれにせよ、フリーランスイラストレーターとして生計を立てていくには「受注量を増やす」「単価を上げる」などの工夫が必要です。そのためには、どうすればよいのでしょうか。
フリーランスは人脈を大切に
フリーランスイラストレーターとして仕事を継続するうえで特に重要なのが「人脈」です。自宅で作業をするフリーランスイラストレーターは、外に出る機会が少なくなりがちです。
フリーランスになる際は、独立前に広い人脈を作っておくのはもちろん、他のクリエーター、他業種の人たちとの交流会などへ積極的に参加することが大切です。
幅広い業種の人たちとのつながりを持つことで、イラスト制作の依頼につながる可能性が高まります。
売れっ子になるにはオリジナリティ(個性)が必要
フリーランスのイラストレーターとして活躍するには、自分にしか出せないオリジナリティが必要です。「誰でも描ける絵」は誰に依頼してもほぼ同じであり、代わりのイラストレーターはいくらでもいます。しかし「この人じゃないと描けない!」という絵が描けるイラストレーターは重宝されます。
フリーランスとしてやっていくには、クライアントの要望に応えるだけではなく、自分らしいテイストを貫くことも必要です。
継続依頼につながる対応を心掛ける
フリーランスのイラストレーターとして走り続けるには、仕事に対する態度・姿勢も重要です。
- こまめな連絡ができる
- クライアントからの修正依頼に迅速に対応できる
- ミスを指摘されたときに真摯な対応ができる
- 納期よりも早めに納品できる
- 幅広い仕事に対応できる
- トレンドを取り入れたイラストが描ける
- より良くするための提案ができる
こうした要素を持つイラストレーターは、クライアントに重宝されます。これらは継続依頼が来るかどうかにも大きく影響するため、フリーランスとして仕事をする際には常に意識すると良いでしょう。
活躍できるフリーランスイラストレーターを目指そう
フリーランスのイラストレーターとして活躍するためには、魅力のあるイラストを描けるだけでなく、「クライアントのニーズを把握し、作品に反映できるか」が重要です。またフリーランス全般に言えることですが、人脈を広げ、紹介などにより受注量を増やしていくことも大切です。
フリーランスイラストレーターとして独立する際には、バーチャルオフィス(事業用の住所レンタルサービス)を活用すると便利です。はじめて利用するのであれば、格安で東京一等地の住所が借りられる「レゾナンス」がおすすめですよ。
フリーランスイラストレーターを目指すのであれば、ぜひ活用してみてくださいね。