初期費用や月々の諸経費が安価で、簡単に誰でも起業できるシェアオフィスやコワーキングスペースを利用する企業家が増えています。その一方で、シェアオフィスやコワーキングスペースを利用する際に、気を付けなければならないこともあります。
シェアオフィス・コワーキングスペース利用で気を付けるべきことについて、ご紹介いたします。
契約内容を理解してから契約する
シェアオフィスやコワーキングスペースでは、それぞれオプション内容が違い、契約内容を理解することが重要です。特に、初期費用や月額利用料金が安価だからと言って契約することが多いですが、オプション料金などその他付属にかかる費用についても理解してから契約することが重要です。
例えば、契約内容にFAX・コピー機の利用料は含まれるのか、不在時のサービスはあるのかなど、起業をする上で必要なものにかかる費用について確認しておくことが必要となります。
プライバシーの管理について気を付ける
シェアオフィスの場合、それぞれの事務所が同じ部屋となることはなく、プライバシーが守られていることが多いです。しかし、FAXや荷物の受け渡しや、会議室利用の際などに、プライバシーがどれほど守られているのかということを確認することが重要です。
シェアオフィスやコワーキングスペースは、複数の企業で成り立っているため、全てに関してプライバシーが守られていないこともあります。そこを理解し、契約前に一度確認しておくことが重要となります。
同職種とのコワーキングスペースにならないほうが良い
コワーキングスペースでは、同じ事務所内に複数の事務所があるため、同職種がコワーキングスペース内で起業しないほうが良いです。同職種の場合、自身の会社のお客様と、コワーキングスペースにいる他の企業との接点を持つ場所となってしまいます。
その結果として、自身のお客様がコワーキングスペースにいる他の企業にとられてしまうこともあります。そのため、コワーキングスペースを利用する場合には、その事務所内にどのような企業があるのかあらかじめ理解しておくことが重要です。