コワーキングとはどんな意味? 働き方のメリット・デメリットやノマドとの違い

フリーランスや起業などで多様な働き方ができる近年、「コワーキング」という働き方も注目されています。そもそもコワーキングとは、どのような意味なのでしょうか?

ここではコワーキングの意味やメリット・デメリット、よく似た働き方の「ノマド」「テレワーク」との違いについても解説します。

コワーキングの意味とは?

コワーキング(co-working)とは「個人や小規模な法人が、1つのオープンスペースをシェアしながら働く」というワークスタイルです。コワーキングで働く人たちは「コワーカー」とも呼ばれます。

またコワーキングを行うためのオープンオフィスは「コワーキングスペース」と総称され、多くの方が利用しています。

コワーキングでは「交流」を重要視しています。
その場に集まる人たちでコミュニティを形成しながら、自由にコミュニケーションを取れる環境を作ることで、情報交換や技術、スキルが共有しやすくなるのです。

欧米では2005年ごろから注目され始め、日本でもICT技術が発展し始めた2010年ごろから徐々に浸透していきました。

コワーキングで働くメリットは?

コワーキングスペースを利用して働くメリットは次の5つです。

  • 集中して作業できる
  • 賃貸オフィスに比べて低価格、かつすぐ利用できる
  • 利用者同士で自由に雑談、交流ができる
  • 人脈作りに役立つ
  • スキルアップやノウハウの取得ができる

くわしく見ていきましょう。

集中して作業できる

コワーキングスペースを利用すると、集中して作業できる場所が確保できます。

皆さんは「図書館で勉強するとはかどる」という現象を経験したことはありませんか? コワーキングスペースも同様で、周りには「仕事をしに来ている人」しかいない環境のため、仕事のみに集中しやすくなるのです。また自宅のように仕事の邪魔になる誘惑もないので、効率的に仕事を進められます。

賃貸オフィスに比べて低価格、かつすぐ利用できる

コワーキングスペースは賃貸オフィスに比べて低価格で利用できるのもメリットです。

賃貸オフィスを借りる場合、初期費用として数百万円単位の費用が、そして月々の固定費で数万~数十万円の費用がかかります。

一方コワーキングオフィスの場合は、初期費用に入会金(数千円~数万円)こそかかるものの、それ以降のコストは月5,000~30,000円程度。水道光熱費がいらないところも多いですし、デスク・椅子・OA機器やドリンクコーナーなど、備え付けで利用できる設備も整っています。

低コストで利用できるため、起業のためにお金をかけたくないという場合にも適しているオフィス形態だといえるでしょう。

利用者同士で自由に雑談、交流ができる

コワーキングスペースは「人同士の交流」を重要視するオフィスです。オフィス内では自由に雑談・交流ができますし、勉強会やワークショップなどの交流イベントも盛んにおこなわれています。

フリーランスや個人事業主は孤独になりがちですが、こうしたコミュニティに所属することでモチベーションの維持や情報交換ができるようになるでしょう。

人脈作りに役立つ

交流機会の多いコワーキングスペースは、人脈作りにも役立ちます。

コワーキングスペースにはさまざまな業種・性別・年齢の方が訪れます。さまざまな垣根を超えて交流を深めることで、普通に過ごしていたのでは得られないような人脈が手に入るケースも多いのです。
このとき形成した人脈は、のちにビジネスで役立つ可能性もあるでしょう。

スキルアップやノウハウの取得ができる

コワーキングスペースの中には、セミナーや起業支援を実施しているところもあります。こうしたイベント、セミナーを活用することで、スキルアップやノウハウの形成にも役立つでしょう。

コワーキングのデメリットは?

コワーキング、およびコワーキングスペースにはデメリットもあります。

  • 雑音が多く集中できない場合がある
  • フリーアドレスのため座席が確保できない場合も
  • コミュニティでトラブルがあると通いづらくなる
  • ワークスペースが狭いコワーキングスペースもある
  • セキュリティ面の心配がある

雑音が多く集中できない場合がある

コワーキングスペースでは自由に雑談ができますが、それゆえ他人の話し声が気になることがあります。作業に集中したい方が交流の盛んなコワーキングスペースを利用した場合、かえって集中できない可能性が高いでしょう。

フリーアドレスのため座席が確保できない場合も

コワーキングスペースの多くはオープンスペース、かつフリーアドレス制です。座席が決まっていないので、自分が使いたかった席を先に使われていたり、満席で使用できなかったりすることもあるのです。

コミュニティでトラブルがあると通いづらくなる

コワーキングのコミュニティに入ることはモチベーションアップにつながります。
しかし、利用者が人間である以上、コミュニティ内で起きたいざこざやトラブルの当事者になったり、巻き込まれたりする可能性もゼロではありません。

トラブルが起きてしまえば気まずくなってコワーキングスペースを利用しにくくなったり、孤立して辛い思いをしてしまったりするおそれもあるでしょう。

ワークスペースが狭いコワーキングスペースもある

コワーキングスペースによっては、最低限のワークスペースしか確保できないところもあります。このようなケースは一時利用を想定したコワーキングスペースに多いのですが、作業がしにくいと生産性が落ちてしまう可能性も考えられるでしょう。

セキュリティ面の心配がある

不特定多数の利用者が出入りするコワーキングスペースは、セキュリティの安全性がやや低めです。個室の専用オフィスに比べると、覗き見や盗撮による情報漏洩、盗難などのトラブルが起こりやすいといえるでしょう。

セキュリティへの対策としては、機密情報を扱わない、席を外す際には記録媒体やPCごと移動するなどの自己管理が効果的です。

コワーキングとノマド・テレワークの違いとは?

コワーキングとよく比較されるのが「ノマド」「テレワーク」などの働き方です。それぞれの特徴や、コワーキングとの違いをチェックしてみましょう。

「ノマド」との違いは?

ノマド(nomad)とは「遊牧民」を指す言葉で、遊牧民のごとく場所を移しながら働く人を「ノマドワーカー」と呼びます。「特定のオフィスを持たずに働く人」とも言い換えられるでしょう。

コワーキングは「オープンスペースを利用しながら働くこと」を指しますが、ノマドには働く場所の制約がありません。コワーキングスペースを利用する場合もありますが、自宅やカフェ、カラオケボックスなどで働いた場合も「ノマド」と呼びます。

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「テレワーク」との違いは?

テレワークは「インターネットなどの通信技術を利用し、自由な場所・時間で働くこと」を指します。

自宅やコワーキングスペースのほか、サテライトオフィス、カフェ、移動中の新幹線や旅行先など、好きな場所で働けるのは「ノマド」と同じです。ITを使った時間と場所の制約がない働き方を指すため、自宅のような閉鎖的空間で働いても「テレワーク」といいます。

コロナ禍以降は、大企業から中小企業までさまざまな会社がテレワークを導入しました。そのため、フリーランスから会社員まで、さまざまな人がテレワークを利用しています。

コワーキングにはどのような人が向いている?

以下に当てはまる方は、コワーキングで働くのに向いています。

  • オフィスの初期費用や家賃を抑えたい人
  • たまに自宅以外の作業場が必要になる人
  • 同業者や他業種の人と交流、雑談がしたい人
  • 学びの機会がほしい人

コワーキングで働くにはコワーキングスペースを利用します。

コワーキングスペーには、初期費用や利用料金が抑えられる利点があります。また基本的には自宅で作業をする方でも、出先で作業したいとき、集中したいときなどがあるでしょう。コワーキングスペースは時間単位、1日単位でのスポット利用もできるので、ちょうどいい作業場として重宝します。

そのほか、コワーキングスペースは「他の人と交流を求めている人」の作業場としても最適です。
オープンスペースでは雑談もできますし、コワーキングスペースが主催するイベントなどで業種を超えた交流も可能です。

開催されるイベントではさまざまな学び・アイデアのヒントを得られるため、常に成長したいと考えている人にも向いているでしょう。

コワーキング+バーチャルオフィスで起業するのもおすすめ

本記事では、コワーキングについてご紹介してきました。

コワーキングスペースの中には、住所を商用利用(名刺への記載や法人登記など)できないところもあります。法人登記がしたくてもコワーキングスペースでは登録できない場合、自宅の住所を利用して登記することになるでしょう。

しかし、ご自宅が賃貸で商用利用が禁じられているような場合、住所を法人登記に使うことはできません。
このような場合は、バーチャルオフィスを活用すると法人登記ができます。

バーチャルオフィスは、オフィスの「住所のみ」を借りるサービスです。
レゾナンスでは、法人登記にも使えるバーチャルオフィスを月1,650円(税込)でご提供しております。この価格で東京都内の一等地住所がご利用いただけるうえ、登記以外にもさまざまな用途へご活用いただけます。

【バーチャルオフィスの活用例】

  • 法人登記、開業届の本店所在地として
  • コーポレートサイトや事業サイトの連絡先として
  • ネットショップの特商法表記ページの連絡先として
  • 名刺やチラシ、納品書、請求書などへの記載
  • その他お取引の連絡先として

「コワーキングでも自宅でも法人登記が出来なくて困っている」という方は、ぜひレゾナンスまでご相談ください。