起業を考えたとき、「自分は起業に向いているのだろうか……」と気になったことはありませんか?
起業の目的はさまざまですが、実際に起業するとなると「その人の適性、性格、思考」によって成功率が左右されることも多々あります。
そこで今回は、起業家に向いてる人の特徴や適性チェックリストをご紹介します。起業家に向いていない人の特徴と合わせてチェックしてみてくださいね。
自分は起業家に向いてる人?チェックリストで診断してみよう
起業をすると、経営に関する判断をほぼ自分自身で行うことになります。そのため、起業には少なからず向き・不向きがあるのです。
とはいえ「自分が起業家に向いてる人なのかどうか?」と考えたとき、判断に困る方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、起業家に向いてる人かどうかを判断するチェックリストをご用意しました。
さっそくチェックしてみましょう。
□ 考えるよりも先に行動するほうが好き
□ 目標は困難なほど達成したくなる
□ 難しい課題に対し「どうすれば解決できるのか」を考えるのが好き
□ 「自分ならうまくいく」という根拠なき自信がある
□ 失敗してもすぐ次へと気持ちを切り替えられる
□ 社会の問題、課題、悩みを解決したいと思っている
□ 既存のやり方や方法に疑問を持つことが多い
□ 自身が先頭に立って物事を進めるのが得意
□ 物事をさまざまな面から考えるのが好き
□ 知らない人と交流を持つのが苦ではなく、楽しいと思う
□ 新しいものが好き
□ 我慢強い性格だ
皆さんはいくつ当てはまりましたか?
この質問では、チェックを入れた項目が多いほど「起業家に向いてる人」だといえます。
次項では、それぞれの特徴について解説していきます。
起業家に向いてる人の特徴12選!
前項では、起業家に向いてる人の診断チェックリストをご紹介しました。
ここではそれぞれの項目、特徴について深掘りしていきましょう。
1.考えるよりも先に行動するほうが好き
起業においては計画も重要ですが、最も大切なのが「行動力」。
いくら綿密に計画を練ったとしても、実行に移さなければ何も始まりません。
「考えるよりも先に体が動いてしまう」という方は、起業家に向いてる人だといえます。
2.目標は困難なほど達成したくなる
困難な目標に対し、「絶対に屈しない、達成してやる」というハングリー精神を持つ人は起業家に向いています。
そもそも起業にはさまざまな困難が付いて回るものです。強い気持ちを持ってビジネスに取り組める人は、起業後に成功を掴みやすいでしょう。
3.難しい課題に対し「どうすれば解決できるのか」を考えるのが好き
起業後は難しい課題に直面することも多いものです。それは事業の内容、資金面、雇用、事業の発展性など多岐にわたります。
課題が発生したとき、「どうすれば解決できるのか」を考え、実行するパワーのある人は起業に向いています。
4.「自分ならうまくいく」という根拠なき自信がある
起業には「根拠なき自信」も必要です。自信がないまま起業をしても、事業をうまくアピールできなかったり、思い切った施策に踏み切れなかったりといったマイナスな影響しかありません。
「自分なら大丈夫、うまくいく」と物事をポジティブに捉えられる人は、起業家に向いてる人といえます。
5.失敗してもすぐ次へと気持ちを切り替えられる
起業には失敗もつきものです。しかし失敗を引きずっていては、事業もうまくいきませんし、新たなアイデアを創出するのに臆病になってしまいます。
たとえ失敗したとしても、原因を客観的に把握し、すぐに気持ちを切り替えられる人は起業家の適性があります。
6.社会の問題、課題、悩みを解決したいと思っている
起業で成功する人には「社会の困りごとを解決するビジネスがしたい」と会社を立ち上げる人も多く見られます。
社会にはびこる問題、課題、悩みに対し「何か解決をしたい」と思っている人は、起業家に向いてる人です。
7.既存のやり方や方法に疑問を持つことが多い
起業で成功するには、存在する同業他社との差別化が重要になります。まったく同じ手法で起業したとしても、競合に負けてしまい大きな成功は望めません。
既存のやり方や方法、価値観に疑問を持ち、新たな角度から問題解決をする力のある人は、起業家に向いています。
8.自身が先頭に立って物事を進めるのが得意
起業後は自身が会社のトップとなり、従業員を率いることになります。
そのためリーダーシップのある人、自身がかじ取りをして物事を進めていくのが得意な人は、起業家に向いてる人といえるでしょう。
9.物事をさまざまな面から考えるのが好き
多角的な視点から物事を捉えられる人は、問題が生じたときの解決や、新たな事業の展開も得意です。そのため、経営者向きの性格といえるでしょう。
10.知らない人と交流を持つのが苦ではなく、楽しいと思う
起業して成功を収めるには、人との交流で人脈を築いていくことが重要です。知らない人との交流が苦ではなく、楽しんで関わりを持てる人は起業家に向いてる人だといえます。
11.新しいものが好き
新しいものが好きで好奇心旺盛な人は、タイミングよくビジネスチャンスを掴みやすい人です。
新たな技術や知識・価値観・サービスを取り入れることは、事業を長く続け、成功させるうえでも重要だといえるでしょう。
12.我慢強い性格
忍耐強い性格、我慢強い性格の人は起業家向きだと考えられます。
起業後は自身の責任により事業を進めていくことになるうえ、成果が出るまでに時間がかかる場合も多いもの。時には、何件、何十件という取引先から断られながらも営業をしなくてはならない……なんてシーンもあるかもしれません。こうした苦労に耐えられる人は、起業家に向いてる人です。
起業家に向いていない人の特徴5つとは?
起業家に向いてる人の特徴をご紹介しましたが、反対に「起業に向いていない人」はどのような人なのでしょうか。
1.他責思考が強い人
他責思考とは「上手くいかないのは他の人(環境のせい)」と、責任を転嫁する思考です。
他責思考が強い人は成長も遅く、自身がすべての責任を負う「起業」に向いていません。
2.金銭管理が苦手な人
経営者は利益やキャッシュフローを理解しておく必要があります。しかし金銭管理が苦手な場合、健全な経営が出来ず失敗のリスクが高まります。
実際には経理担当を雇うにしても、金銭管理が苦手な方は起業に向いていないといえるでしょう。
3.人に頼るのが苦手な人
人に頼ったり、任せたりするのが苦手な人は起業家に向いていない可能性が高いです。
成功している起業家は自身が苦手とする作業、領域を人に任せながら経営を行っています。
「自分でやらないと気が済まない」「人に頼るのが苦手」という場合、本来自分が注力すべき「経営」「マネジメント」が中途半端に終わってしまう可能性もあるでしょう。
4.起業そのものが目的になっている人
起業が「目的」になってしまっている人も、起業に不向きだといえます。
起業とはあくまでも達成したい目標を叶えるための「手段」であり、ゴールではないのです。
嫌なことから逃げるための方法として起業を選んだ……という人は、モチベーションが保てず長続きしない可能性が高いでしょう。
5.新たな試みに「できない理由」を探してしまう人
起業は「挑戦」の連続です。しかし、新たな試みに後ろ向きであったり、「○○だからできない」と理由を付けて挑戦しなかったりする人は、起業の成功率も低いでしょう。
起業家に向いてないけれど起業したい場合はどうする?
「自身が起業に向いていないと判明したものの、どうしても起業してみたい」という場合にはどうすればよいのでしょうか。
解決策としては「副業として、元手が少なく済む『プチ起業』から試してみる」という方法が考えられます。
本格的な起業をした場合、万が一失敗したときの金銭的・社会的リスクが伴うのは事実です。
特に40代以降での起業は、失敗後の再就職先探しで難航しやすくなるなどのリスクもあります。
「起業家向きではない」と自覚したうえで起業するならば、副業で元手のかからないスモールビジネスから始めてみてはいかがでしょうか。本業の仕事はしっかりと残したままであれば、起業に失敗したとしてもリスクが少なく、生活への影響も最小限となるでしょう。
しばらく続けてみて事業が好調であればそのまま続けてもよいですし、場合によっては独立・開業の道も選べます。
起業家に向いてる人ほど成功率は高い!恐れず挑戦してみよう
起業について考えたとき、「何があってもあきらめず、絶対に目標を達成する」「社会を変えたい」などの意志を持つ人は、起業家に向いてる人だといえます。
ただし、自分が「起業に向いていない」と感じたとしても、あきらめる必要はありません。
起業向きの性格ではないという方は、元手がほぼいらないスモールビジネスを始めてみるとよいでしょう。
自信が無い場合はとにかく小さな規模でスタートし、適性があるかどうかを判断してみることをおすすめします。
なお、自宅を使って小規模なビジネスを始めたいときは、プライバシー保護のため「バーチャルオフィス」を利用するのがおすすめです。
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起業してみたいという方は、ぜひ検討してみてくださいね。